Instagramは3月28日(米国時間)、お気に入りの投稿を保存する機能をアップデート。
保存した投稿を「コラボコレクション」として友達と共有できるようになったと発表。
既存の保存機能と同様にフィードからコレクションを作成するほか、DM(ダイレクトメッセージ)で友達に送信した投稿をコラボコレクションに保存することもできます。
画像出典:
https://about.fb.com/ja/news/2023/03/collaborativecollection/
これまで「保存」した投稿やコレクションは利用者本人しか見ることができませんでしたが、コラボコレクションを使えば、他のユーザーや友達とコレクションを共有し、それぞれが気に入った投稿を保存したり、自分以外の参加メンバーが保存した投稿を見たりすることができます。友達やグループと複数のコラボコレクションを作成することも可能。
使い方は、以下の通り。
※フィード・DMに関わらず、コラボコレクションに新しく投稿を保存すると、参加している友達やグループとのチャットに通知が送られます。
チャット上部に表示される友達の名前やグループ名をタップすると、スレッドの詳細からコラボコレクションを閲覧することができます。また、プロフィールの「保存済み」からも、自分が参加しているコラボコレクションを確認することができます。
この画面では、友達と共有しているコラボコレクションだけでなく、自分だけしか閲覧できないプライベートのコレクションも一覧で表示されます。
共通の興味関心を通じて友達と新しい形でつながることができる機能ですね。
Instagramは3月21日、新しい2つの広告フォーマットを発表。
(1)リマインダー広告
ユーザーが関心を持ちそうな今後のイベントや発売予定の告知、リマインド、通知を簡単に行うことができる広告。
画像出典:
https://business.instagram.com/blog/reminder-ads-and-ads-in-search-results
イベントや新商品の発売など、さまざまな告知を控えている企業に向いていそうなフォーマットです。
ユーザーはリマインダーを設定して、Instagramから3種類の通知(イベントの1日前、15分前、開始時)を受け取ることができます。
すべての広告主がフィードのオプションとして利用可能。
(2)検索結果での広告(テスト段階)
ハッシュタグ検索だけでなく、今ではキーワード検索も可能なInstagram。
商品やコンテンツの検索を行ったユーザーにリーチするための手段として、検索結果での広告のテストを開始。
検索結果から投稿をタップすると表示される、スクロール可能なフィード内に表示されるとのこと。今後数か月で全世界にリリース予定。
2022年5月からFacebookとInstagramで対応を始めたNFTのサポートですが、3月14日、Metaのコマース&フィンテック分野の責任者を務めるStephane Kasriel氏がInstagramでのNFTサポートの縮小を発表。
Kasriel氏は「会社全体で何を優先して、何に重点を置くかについて詳細に調査を行っています。現時点では、デジタルコレクティブル(InstagramでNFTをサポートする機能)を縮小し、クリエイターやユーザー、ビジネスをサポートする他の方法に注力していきたいと思います」とツイート。
海外メディアのTechCrunchがMetaの広報担当者に確認した内容によると、MetaはNFTからMeta Payのような「クリエイターがMetaのプラットフォーム上で直接稼げるようになる機能」への投資にシフトしているとのこと。
さらに「Instagramのリールからクリエイターが広告収入を得られるようにする方法をテストしている」と語っています。
Twitterのイーロン・マスクCEOは、3月5日(現地時間)、ツイートの文字数制限をさらに拡大する予定だとツイート。
Twitterは、2月に有料サブスクリプションサービス「Twitter Blue」の新機能として、ツイート可能な文字数を280字(全角140字)から4,000字(全角2,000字)へと拡大していますが、さらに拡大する可能性が。
文字数制限が1万字になった場合、「ツイート」に留まらず記事やレポートの投稿も可能になり、現状のTwitterを超越したサービスになりそうです。
サブスクリプションサービス「Twitter Blue」が利用可能な国と地域は、これまで約50カ国のみでしたが、ウェブ、iOS、Androidを通じて全世界に拡大。
画像出典:
https://help.twitter.com/en/rules-and-policies/profile-labels
現在「Twitter Blue」に加入すれば取得可能となっている青色チェックマーク。
「Twitter Blue」の導入前までは、著名人や企業が ”本物のアカウントである” という証明のために、申請したアカウントは認証済みバッジ(青色チェックマーク)を取得できていました。
このような旧式の検証プロセスを通じて取得していたアカウントは、「Twitter Blue」導入後もバッジがついたままとなっていましたが、4月1日からは「Twitter Blue」に加入していない認証済みバッジ取得済みアカウントから青色チェックマークが消えるとアナウンスされています。
追記:
従来の認証済みバッジ(青色チェックマーク)の削除を開始すると発表していましたが、4月4日現在、まだ新旧の青色チェックマークが混在しているようです。
企業・組織などを認証する「ゴールド認証バッジ」の提供を日本でも開始。
月額料金は13万5,000円、社員などの関連アカウント追加は1人8,000円/月。
米国では1,000ドル/月、追加が1人50ドル。
画像出典:
https://help.twitter.com/en/rules-and-policies/profile-labels
「Twitter Blue」は個人アカウント向けで青い認証バッジが取得できますが、組織のゴールド認証バッジ(Twitter Verified Organizations)では、バッジがゴールドになり、アイコンの形がスクエアになります。
また、組織に関連するアカウントをまとめて確認できるようになり、組織の認証バッジでは「Twitter Blue」と同じく、ツイートの編集、ブックマークフォルダ、長文ツイート、会話の優先表示、広告の半減などの機能が含まれています。
なお、グレーバッジはTwitterによって認証された政府関連のアカウントとなります。
画像出典:
https://help.twitter.com/en/rules-and-policies/profile-labels
Twitterのイーロン・マスクCEOは3月27日(現地時間)、4月15日以降はTwitterの「おすすめ」タブに表示されるのは認証済みアカウントのみになると予告。
「高度なAI botに対処する唯一現実的な方法だ」とツイートしています。
4月15日より、おすすめに表示されるのは「Twitter Blue」に加入して青色チェックマークを取得しているアカウント、組織のゴールド認証バッジ(Twitter Verified Organizations)、またはグレーのチェックマークを取得した政府や国家当局関係のアカウントのみとなります。
Twitterは3月29日(現地時間)、新しい「Twitter API」の提供を開始。
プランは以下3つ。
・無料で使える「Freeプラン」
・ホビーユーザー向けの「Basicプラン」
・企業向けの「Enterpriseプラン」
既存のユーザーには「今後30日で既存のAPIの使用は非推奨とする。スムーズな移行をおすすめする」と告知しています。
Freeプラン
・書き込み専用のプラン
・価格は無料
・APIのテストに利用可能・ツイートの書き込みは月間1500件まで
・使えるTwitter IDは1個
・Twitterログイン機能も利用可能
Basicプラン
・ホビーユーザー(趣味ユーザーやコードを学ぶ学生)向けのプラン
・価格は月額100ドル(約1万3265円)
・サービスのプロトタイプ制作に利用可能・ツイートの書き込みは1ユーザーにつき月間3000件まで、1アプリにつき月間5万件まで
・読み込みは月間1万件まで
Enterpriseプラン
・ビジネスや広告プロジェクト向けのプラン
・価格は非公開
・仕様はニーズに合わせて設定
・専任チームによるマネージドサービスも提供予定
画像出典:
https://developer.twitter.com/en/products/twitter-api
Twitterは3月31日(米国時間)、Twitterのプラットフォームを構成するソースコードの一部をGitHubで公開。
GitHubの2つの新しいリポジトリ(main repo、ml repo)において、「おすすめ(For You))」タイムラインに表示されるツイートを制御する「おすすめアルゴリズム」などを公開しています。
画像出典:
https://blog.twitter.com/engineering/en_us/topics/open-source/2023/twitter-recommendation-algorithm
なお、ユーザーの安全やプライバシーを損なうコードや、広告レコメンデーションを強化するコードは含まれていません。
Twitterは公式ブログで、コードの公開は「より透明性を高めるための第一歩」であり、今後も「Twitter自身とユーザーに大きなリスクをもたらさない」コードを共有していく予定とアナウンス。
また、イーロン・マスク氏は今回公開されたアルゴリズムについて、ユーザーからのフィードバックに応じてアップデートしていくと発言しています。
アルゴリズムについては本記事では詳しく述べませんが、詳細を知りたい方はGitHubをチェックしてみてください。
3月は特にTwitterでさまざまな発表がありました。
マスク氏がTwitterを買収した昨年5月当時、告知していた壮大な計画は以下の通り。
・2028年までにサブスクリプションサービスから約100億ドルの収益を上げる
・広告への依存度を収益の50%未満にする
・2028年までに9億3100万人のユーザーを獲得する
・新たなサブスクサービス「X」を立ち上げ、2028年にはそのサービスで1億400万人のユーザーを獲得する
・数百人の従業員を削減した後3600人を雇用し、2025年までに従業員を1万1072人にする
まだ実現していない内容もありますが、計画通り ”広告収益に依存しない” Twitterが着実に進んでいるように見えます。