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2022年5月SNS最新ニュースまとめ~Instagramがロゴデザインを変更、「Twitter Circle」のテストを開始など~

Posted by ADDIX on Jun 10, 2022 11:44:35 AM

2022年5月の各SNSプラットフォームの最新ニュースです。今回は、Instagramのロゴデザイン変更とオリジナルフォントの作成、NFT機能のテスト開始、リスト内の相手にだけツイートできる「Twitter Circle」テスト開始、LINEのトレジャーデータとの業務提携、TikTokがクリエイターと収益分配する「TikTok Pulse」を発表、YouTube「メンバーシップ加入権プレゼント機能」ベータ版開始の話題をお届けします。

 

  

 

1. Instagram



ロゴデザインを変更、日本語を含むオリジナルフォント作成

 

米Meta(旧Facebook)傘下のInstagramは、5月23日(現地時間)、アプリロゴデザインの変更とオリジナルフォント「Instagram Sans」の導入を発表。

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(左)旧デザイン/(右)新デザイン
新デザインは色合いが明るく鮮やかに。

画像出典:
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2205/24/news088.html

 


ロゴデザインの変更は、2016年以来6年ぶりです。
ロゴの形に変更はありませんが、背景のブランドカラーのグラデーションが微妙に変わり、やや明るめになりました。

そして新しく導入されたInstagramオリジナルフォント「Instagram Sans」がこちら。

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画像出典:
https://about.instagram.com/brand/type

 

Instagramによると、「Instagram Sans」はInstagramのロゴや筆記体のワードマークからインスパイアされた書体とのこと。

アルファベットだけでなく、日本語やアラビア語、タイ語など世界各国の言語にも対応しています。

画像出典:
https://about.instagram.com/brand/type



「Instagram Sans」には以下3つのバージョンが用意されています。

・Regular
・Script
・Condensed

 

「Script」では象形文字のような独特なデザインとなっており、あらゆる文字に円を用いたデザインが施されています。

 

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画像出典:
https://about.instagram.com/brand/type


 

Instagramでは、ロゴデザインの変更によって「明るく、生き生きした感じになり、発見の瞬間を告げるにふさわしいものになった」としています。

 

 

NFTの投稿・共有機能のテストを開始 手数料は無料

 

Instagramは、5月9日(米・現地時間)、プラットフォーム上でのNFT(代替不可能なトークン)の投稿・共有を可能にするテストを開始すると発表。まずは米国の一部のクリエイターとコレクターが対象。


自分が制作または購入したNFT(アート、画像、動画、音楽、トレーディングカードなど)を、Instagram上でシェアが可能な「デジタルコレクティブル」としてフィード、ストーリー、メッセージに表示することが可能です。手数料は無料。

 

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画像出典:

https://about.instagram.com/ja-jp/blog/announcements/instagram-digital-collectibles

 

Instagramは、仮想通貨ニュースサイトのThe Blockなどに対し、立ち上げ段階でサポートするブロックチェーンはEthereumとPolygonのみだが、将来的にFlowとSolanaもサポートする計画と語っています。使えるウォレットは、Rainbow、MetaMask、Trust Walletの予定。

 

Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは、この機能をFacebookでも間もなく利用できるようにするとも語っています。

 

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画像出典:

https://about.instagram.com/ja-jp/blog/announcements/instagram-digital-collectibles

 

なお、2022年5月現在、対象となっているデジタルコレクティブルは以下の16アカウントで見ることができます。

@adambombsquad 

@bluethegreat 

@bossbeautiesnft

@c.syresmith 

@cynthiaerivo 

@garyvee

@jenstark 

@justmaiko

@maliha_z_art 

@misshattan 

@nopattern 

@oseanworld 

@paigebueckers 

@phiawilson 

@swopes 

@yungjake 

 

 

2. Twitter

 

選んだ相手にだけツイートを表示し会話できる「Twitter Circle」のテストを開始

 

米Twitterは、5月3日(現地時間)、選んだ相手にだけツイートし、会話できる機能「Twitter Circle」のテストを開始したと発表。

最大150人のリストを作成して、そのグループのユーザーのみを対象にツイートができる機能です。

 

 

現在、世界中でTwitterを利用している少数のユーザーを対象にTwitter Circleをテスト中としています。

Circleに参加したユーザーは、他のメンバーを知る方法がなく、また、自ら脱退することができないようです。また、現状Circleは1ユーザーにつき1つしか作成できない仕様になっているとのこと。

今後のアップデート情報にも注目していきます。



3. LINE

 

トレジャーデータと業務提携契約を締結。データクリーンルームソリューションの共同開発、ならびに LINE活用促進に向け連携を強化

 

LINE株式会社は、5月18日、米Treasure Data(トレジャーデータ社)との業務提携契約を締結を発表

プライバシー保護と企業のマーケティングニーズを両立するデータクリーンルームソリューションの共同開発し、 「LINE」の活用促進のためのデータ連携強化ならびにソリューション開発の検討を推進していくとしています。

 

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画像出典:
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2022/4241

 

サードパーティクッキーの規制やiOS 14.5における計測環境の変化、改正個人情報保護法の施行など、企業のマーケティング手法のあり方が、大きく変化しつつあります。

企業には、顧客のプライバシー保護を前提としながら、企業内に散在する顧客データをどのように統合・分析・活用していくかなど、企業の体制構築がこれまで以上に求められています。

こうした背景を受け、国内月間アクティブユーザー約9200万人の基盤を持つLINEと、顧客データ基盤「Treasure Data CDP」を国内外450社以上に提供しているトレジャーデータは、ユーザーの同意を得てLINEが取得したデータと「Treasure Data CDP」に格納された顧客データとをセキュアに突合する、データクリーンルームソリューションの共同開発を開始します。

 

BWRITE_202205_SNS_news_7_2※引用:LINE BIZ DAY2022配布資料より  

▼データクリーンルームソリューション実現で可能となること

・顧客インサイトの抽出や、効果の高いメッセージ、広告配信効果が見込める顧客の抽出と配信
・プライバシー保護と企業のマーケティングニーズを両立する分析プラットフォームの提供。
・実購買データやオフラインコンバージョンへの広告貢献の可視化 など

 

LINEとトレジャーデータでは今後、企業の顧客データの活用価値を高めることを軸に、さまざまな他サービスと連携可能なマーケティング基盤を構築します。加えて各領域の事業者とも連携し、あらゆる場所でLINEが活用され、ユーザーの利便性が向上するサービスの提供を目指すとしています。

 

 

4. TikTok

 

クリエイターコンテンツとの収益分配を提供する初の広告プログラム「TikTok Pulse」を発表

 
ByteDance傘下の動画共有サービス、米TikTokは、5月4日、クリエイターに収益を分配する新広告サービス「TikTok Pulse」を発表。TikTokはメディアに対し、クリエイターへの収益配分は50%と語っています。

まず、6月に米国でスタートする見込みで、フォロワーが10万人以上のクリエイターとパブリッシャーが先行対象になります。

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一方、広告主は「TikTok Pulse」によって、TikTok上の上位4%の動画の次に自社の広告動画を再生させることができ、ブランドの露出を強化することが可能です。


広告は、12のカテゴリから設定でき、関連性のあるコンテンツの隣に広告が配置されます。

広告主向けダッシュボードでは、予算やカテゴリ、広告目的を設定可能。動画をアップロードすると、設定に沿った位置や頻度で動画が再生される仕様。

 

 

5. YouTube

 

ファンがメンバーシップ加入権をプレゼントして布教できる機能のベータ版が開始

 

YouTubeでは、好きなチャンネルのメンバーシップを定期購読することにより、メンバー限定の配信や動画を視聴できたり、コメントの横にメンバー限定のバッジが付いたり、専用の絵文字を使えるようになったりします。

新たに、YouTubeチャンネルのファンがメンバーシップの「1カ月間限定の加入権」を未加入者にプレゼントし、好きなチャンネルを布教できる「メンバーシップ ギフト」機能のベータ版が開始されました。

 

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「メンバーシップ ギフト」機能は、すでに特定のYouTubeチャンネルのメンバーシップに加入しているユーザーが、他のメンバーシップ未加入ユーザーに対して「1カ月間のメンバーシップ加入権」をプレゼントできる機能です。

 

▼メンバーシップ加入権のプレゼント方法

1.メンバーシップ ギフト機能が有効になっているチャンネルのライブ配信またはプレミア公開の最中にメンバーシップ ギフトを購入

2.購入が完了すると、同じ配信を見ているメンバーシップ未加入者にランダムでギフトが配布される

3.ギフトを受け取ったユーザーのチャット欄に通知が表示される
4.ギフトの受け取りを承認するとメンバーシップ特典を1カ月間利用可能に

 

なお、クリエイターには通常のメンバーシップと同様の収益が支払われます。また、ギフトを受け取ったユーザーは、キャンセルによって換金したり払い戻したりすることはできません。

YouTubeは、今後数カ月でさらに多くのクリエイターにメンバーシップ ギフト機能を拡大するとしており、この機能に興味のあるクリエイターはリクエストフォームから申請することも可能です。

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Topics: SNSマーケティング, SNSニュース