※本記事は、2023年2月(一部は2023年3月)時点の情報をもとに作成しています。
1. Instagram |
InstagramとFacebookで認証バッジのサブスクサービス「Meta Verified」がテスト開始 |
Metaは2月19日(米国時間)、サブスクリプションサービス「Meta Verified」のテストを開始すると発表。
現在は一部の著名人や企業に無償で提供している青い認証バッジですが、加入するとバッジを獲得できることとなります。
画像出典:
https://about.fb.com/news/2023/02/testing-meta-verified-to-help-creators/
先ずはオーストラリアとニュージーランドのInstagramおよびFacebookでテストを開始。
今後は段階的に導入地域を拡大していくとのことです。
価格はWebサイトが月額11.99ドル、iOSとAndroidが月額14.99ドル。
Meta Verifiedの加入条件と、登録することで可能になることは以下の通り。
【Meta Verifiedの加入条件】 ・18歳以上 ・最低限の活動要件を満たしていること ・FacebookまたはInstagramのプロフィール名および写真と一致する政府発行の身分証提示が必要 |
【Meta Verifiedに登録することで可能になること】 ・ユーザーが本物であることを証明する認証バッジを表示 ・なりすまし保護や専用のサポートなどを受けることができる ・検索/コメント/おすすめなどで認知度やリーチの向上が見込める ・独自機能の利用が可能に →「独自機能」には、限定ステッカーなどが含まれるようです。 |
Instagramでなかなかバッジを取得できなかったプロアカウントは導入を進めてみても良さそうです。
新機能「ブロードキャストチャンネル」
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Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは2月16日(米国時間)、新たなモバイル機能「ブロードキャストチャンネル(Broadcast Channels)」を追加すると、自身のブロードキャストチャンネルで発表。
Telegram(テレグラム)を利用しているユーザーならなんとなく見たことがあるかも・・・?といった機能ですが、チャンネルを見るには、まずはInstagramアプリからアクセスし、ザッカーバーグ氏をフォローする必要があります。
ブロードキャストチャンネルでは、クリエイターが、テキスト、写真、動画などを直接フォロワーに一斉送信可能。送信すると、受信したフォロワーにはブロードキャストチャンネルからコンテンツが表示されます。
クリエイターはボイスノートを使って最新情報や舞台裏を共有したり、投票機能を作成してファンからのコメントを集めることも可能です。
現時点では米国の一部のクリエイターのみが利用可能となっていますが、今後数カ月以内に対象を拡大する計画。
Facebook、Messengerにも実装される予定で、今後さらに機能を拡大していく方針のようです。
なお、ザッカーバーグ氏は今後自身のチャンネルからMetaの最新情報を発信していく予定とのこと。
投げ銭スタンプ機能「Stars」
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Instagramは2月8日(米国時間)、スタンプを購入してクリエイターの投稿に投げ銭できる機能を拡大したことを発表。
画像出典:
https://creators.instagram.com/blog/ig-gifts
米国では2022年11月からテスト運用が開始されていた本機能ですが、今回のアップデートで利用可能なユーザーが拡大。
クリエイターに投げ銭をしたいユーザーは、Instagramで購入したスターを使い、投稿画面の「Send a gift」からプレゼントしたいスタンプを送ります。
スタンプを受け取ったクリエイターは、Instagramのプロフェッショナルダッシュボードから、スター数および受け取った金額の確認をすることが可能です。
リール(Reels)のインサイトがアップデート
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Instagramリールでは、インサイト上で取得できる数値が限られていましたが、今回待望のアップデート。
・総再生時間
・平均再生時間
が表示されるようになりました。
リアルな数字が表示されるので、コンテンツ制作に役立ちそうな情報です。
2. Twitter
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ツイート可能な文字数が280→4,000に拡大
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有料サブスクリプションサービス「Twitter Blue」の新機能として、ツイート可能な文字数が280文字(全角140文字)から4,000文字(全角2,000文字)へと拡大。
2月から米国の「Twitter Blue」ユーザー限定で提供されていた機能ですが、現在は日本国内でも利用可能になっています。
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— Twitter (@Twitter) February 8, 2023
4,000文字までツイートできるのは「Twitter Blue」利用者のみですが、ツイートの閲覧自体は誰でも可能。リプライやリツイート、引用ツイートもできます。
3. LINE
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「LINE BLOG」がサービス終了へ |
LINE社は、2023年6月29日でLINE BLOGのサービス提供を終了すると発表。
画像出典:
https://lineblog.me/official/archives/1062469364.html
2014年11月に提供を開始した著名人向けのブログサービス「LINE公式ブログ」をベースに、2016年に一般ユーザー向けのブログサービスとしてスタートしたLINE BLOG。
サービス終了の理由として、「インターネット市場の変化に伴い事業の選択と集中を行うため」としています。
既に新規ブログの開設を停止しており、3月30日からは『Amebaブログ』と『ライブドアブログ』『はてなブログ』『note』への移行ツールを提供予定です。
またLINEは、3月31日にはライブ配信アプリ「LINE LIVE(ラインライブ)」と「LINE LIVE-VIEWING(ラインライブビューイング)」の提供を終了するとしています。
4. TikTok |
テレビの大画面でTikTokを楽しめる「TikTok TV」が提供開始
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ByteDanceは2月21日、Amazon Fire TVシリーズやAndroid TV搭載のテレビに向けて「TikTok TV」アプリの配信を始めると発表。
画像出典:
https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/tiktok-tv-app
自宅のテレビでTikTokを視聴するために作られたもので、モバイルアプリ同様に「おすすめ」や「フォロー中」のTikTokコンテンツの視聴が可能です。
画像出典:
https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/tiktok-tv-app
TikTok TVアプリは、日本では、Google TV™ 及び、その他 Android TV™ OSデバイス、Amazon Fire TV、LGのスマートテレビ(順不同)で利用可能。
TikTokは”モバイル向けの動画プラットフォーム”をうたっていましたが、スマートフォンやタブレット端末で見る縦型動画に留まらず、横型のテレビ画面に対応したことで利用シーンを広げる考えのようです。
まとめ |
今月は、従来の提供領域を超えた新機能のリリースや既存サービスの終了など、各プラットフォームが新たな道を模索する様子がうかがえるニュースが相次ぎました。
先日発表されたTwitterのAPI無償提供の終了については、2023年3月現在Twitter社からの公式発表はなされておらず、詳細な理由や延期の期間についても不明な状況です。
今後Twitter社からの発表に注目が集まっています。