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【基本を解説】LINE広告とは?配信面やターゲット、費用など

Posted by ADDIX on Jul 1, 2022 2:42:28 PM

現在日本国内で月間利用者数9,200万人(2022年3月末時点)を擁するコミュニケーションアプリ「LINE」。利用者数は年々増加し、幅広い年齢層が利用しています。

LINEアプリ内にて、多くのユーザーに対して広告を配信できるプラットフォームが「LINE広告」です。

リーチできるユーザー規模はもちろん、豊富なターゲティング・配信機能、ユーザーの目に触れる多彩な配信面など、商材・サービスの認知向上から顧客獲得までさまざまな活用が可能な「LINE広告の基本」をご紹介いたします。

※本記事は、2022年6月時点の情報をもとに作成しています。

 

  

 

LINE広告とは

 

LINE広告は、コミュニケーションアプリ「LINE」に広告出稿するための運用型広告配信プラットフォームです。
オンラインから手軽に配信設定を行うことができます。

 

 

LINE広告の配信メリット

 

(1)​​LINEユーザー 9,200万人へのリーチ力




LINEはSNS利用者の83.2%(※1)が利用しており、高い利用率を誇ります。

LINEは多くのユーザーに毎日利用されているため、InstagramやTwitterなど、他媒体ではリーチが難しいユーザー層へアプローチすることができます。

また、利用者数の多さから、他媒体と比較し多くの配信量を安価で獲得できるメリットがあります。

BWRITE_LINE_ad_1画像出典:https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/

 

(※1)調査機関:マクロミル社・インターネット調査(2021年7月実施/全国15~69歳のスマートフォンユーザーを対象 サンプル数20,000)
 

 

(2)精度の高いターゲティング




みなし属性により、ユーザーの性別や年齢など、精度の高いターゲティングが可能です。

 

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画像出典:https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/

 

年齢は15歳〜64歳まで、5歳単位で指定可。
Facebook、Instagram広告と同様に、過去に購買に至ったユーザーに類似したオーディエンスを作成することもでき、効率的な広告配信ができます。
 

 

費用について

 

LINE広告は、運用型広告の場合、予算に応じて少額からの利用が可能です。

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最低出稿金額はありませんので、例えば、極端にいえば「入札価格:1円、1日の予算:100円」という設定も可能です。

ただし、オークションに勝って広告を表示させるには、一定額の予算が必要になります。

 


配信先

 

LINE広告の配信先は以下の通り。
「LINE(LINE本体アプリ内)」への配信、または「LINE広告ネットワーク」への配信が選択可能ですが、配信面の指定は不可となります。

✔︎トークリスト
✔︎LINE NEWS
✔︎LINE VOOM
✔︎ウォレット
✔︎LINEマンガ
✔︎LINEポイント
✔︎LINE BLOG
✔︎LINEチラシ
✔︎LINEクーポン
✔︎LINEマイカード
✔︎LINEショッピング
✔︎LINE広告ネットワーク
✔︎ホーム

 

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画像出典:https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/ より作成

 

 

LINE広告ネットワークとは




LINE広告ネットワークとは、LINEのファミリーアプリやLINEがパートナーシップを結ぶ6,000を超えるメディアパートナーなどの3rd partyアプリへの配信です。
配信先を指定することはできません。

 

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画像出典:2022年7-9月期 媒体資料
LINE Business Guide 媒体資料一覧ページ:https://www.linebiz.com/jp/download/

 

 

配信目的

 

配信目的は8種。
広告配信のゴールに沿った目的を選定しましょう。

 

配信目的 説明 最適化方法 広告フォーマット
①ウェブサイトへのアクセス  ウェブサイトへのアクセス数を増やすことを目的としたキャンペーン ウェブサイトへのリンクをクリックする可能性が高い人に広告を表示 画像・画像(小)・動画・カルーセル
②ウェブサイトコンバージョン  ウェブサイトでのコンバージョン数を増やすことを目的としたキャンペーン コンバージョンする可能性が高い人に広告を表示 画像・画像(小)・動画・カルーセル
③アプリのインストール  アプリのインストール数を増やすことを目的としたキャンペーン アプリをインストールする可能性が高い人に広告を表示 画像・画像(小)・動画・カルーセル
④アプリのエンゲージメント  アプリ利用者のアプリの起動回数を増やすことを目的としたキャンペーン アプリを利用している人の中で、アプリを起動する可能性が高い人に広告を表示 画像・画像(小)・動画・カルーセル
⑤動画の再生  動画の再生数を増やすことを目的としたキャンペーン 動画を視聴する可能性が高い人に広告を表示 動画
⑥リーチ  リーチ数を増やすことを目的としたキャンペーン リーチを増やすことができる可能性の高い人に広告を配信 画像・動画
⑦友だち追加  LINE公式アカウントの友だち数を増やすことを目的としたキャンペーン LINE公式アカウントを友だち追加する可能性が高い人に広告を表示 画像・画像(小)友だち追加用
⑧商品フィードから販売  ウェブサイトを訪れたりアプリを利用した人が興味を示した商品を広告に表示して、その商品の認知度を高めたり購入を促進します ウェブサイトを訪れたりアプリを利用した人が興味を示した商品を広告に表示 商品フィード



 

ターゲット

 

「(2)精度の高いターゲティング」にて、ターゲティングについて簡単に述べましたが、もう少し詳細を記載します。

・年齢
・性別
・地域
・趣味・関心
・行動

など、ターゲットを指定して配信することができます。


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画像出典:https://www.linebiz.com/jp/manual/line-ads/ad_007/

 

 

地域




市区町村別でのセグメンテーションのほか、特定エリア(住所検索、ピン、緯度経度で地点を指定し、半径1km以上の範囲で設定可能)を指定したターゲティングも可能。

 

趣味・関心




18種のインタレストカテゴリから指定配信が可能。(以下参照)
※「自動車」は、さらに9種類のカテゴリから選択できます。
※ β版として提供中の21種類からも選択可能です。

 

No ターゲット名
1 ゲーム
2 デジタル機器・家電
3 スポーツ
4 職・ビジネス
5 ファッション
6 家・インテリア・園芸
7 テレビ・映画
8 音楽
9 教育・学習・資格
10 金融
11 健康
12 自動車
13 書籍・マンガ
14 食べ物・飲み物
15 美容・コスメ
16 旅行
17 エンタメ
18 ショッピング

 

 

LINE公式アカウントの友だちオーディエンス配信




LINE公式アカウントの友だちを基に、オーディエンス(配信するターゲット)を作成して、配信が可能です。
オーディエンスは以下2つが作成できます。

✔︎ターゲットリーチ(ブロックされていない友だち)
✔︎ブロック中の友だち


これらのオーディエンスを基に、類似オーディエンスも作成できるので、未接触のユーザーへの広告配信も可能です。

 

類似配信




FacebookやInstagramと同様、LINE広告でも類似オーディエンスの作成が可能です。
コンバージョンオーディエンスやアップロードした顧客情報に類似したユーザーを、LINE内で新たに探して配信することができます。

類似性が高いほどアクションの確度は高まりますが、オーディエンスサイズは小さく、リーチできる人数が限られます。一方、類似性が低いほどアクションの確度は下がりますが、オーディエンスサイズは大きく、配信母数が増えます。

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画像出典:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20191024/



また、2022年5月に発表されたLINE社と米Treasure Data(トレジャーデータ社)との業務提携契約の締結によって、データクリーンルームソリューションの共同開発を開始しています。このことから、LINEではさらにターゲティング精度が高まることが期待できます。

 

 

その他




以下のように、サイト訪問者やアプリ内のアクションデータ、カスタマーデータを使い既存顧客を探し出し、配信に活用することも可能です。


・ウェブトラフィックオーディエンス
・モバイルアプリオーディエンス
・IDFA/AAIDアップロード
・電話番号アップロード
・メールアドレスアップロード
・動画視聴オーディエンス

 

注意点

 

LINE公式アカウントがなくても配信可能?




LINE広告を実施するにあたり、広告アカウントの開設が必要です。

広告アカウントは、公式アカウントと連携させる必要があるため、公式アカウントがない場合、開設が必要となります。
公式アカウントは開設後に運用をしなくても問題ありません。

また、無料プランで開設し、運用をしない場合には、アカウント費用が発生することはありません。
あくまで広告配信を目的とした公式アカウントの開設で、開設後、投稿は0という企業様もいらっしゃいます。

 

広告配信できない業種・商材




LINE広告では、2022年6月現在、以下の業種・商材については配信できません。
詳しくは、LINE広告審査ガイドラインをご確認ください。
https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/guideline/

■掲載不可の業種・商材

・宗教関連
・エステ(一部当社が認めた場合を除く)
・ギャンブル関連、パチンコ等(公営競技・公営くじは除く)
・アダルト関連
・出会い系、マッチングサイト等(一部当社が認めた場合を除く)
・連鎖販売取引
・探偵業
・たばこ、電子タバコ
・武器全般、毒物劇物
・政党
・公益法人、NPO/NGO、社団法人(一部当社が認めた場合を除く)
・生体販売
・美容整形・ホワイトニングなどを含む医療関連、クリニック、疾患啓蒙サイト等(一部当社が認めた場合を除く)
・整骨院、接骨院、鍼灸院等
・未承認医薬品・医療機器等
・消費者金融などの貸金業、質屋(一部当社が認めた場合を除く)
・ネット関連ビジネス(情報商材、自己啓発セミナー等)
・募金、寄付、クラウドファンディング等の資金調達(一部当社が認めた場合を除く)
・その他弊社が不適合と判断した業種・業態、商品・サービス

 

 

商材によっては審査が通らない場合も




配信は可能でも、商材によっては、定められた文言の記載や忌避事項などがある場合があります(許可・届出番号が必要、未成年への配慮が必要、など)。

クリエイティブ制作に当たっては、必ず事前にLINE広告審査ガイドラインに目を通しておく必要があります。
(以下は一部の商材例)

 

■特に注意が必要な商材の代表例

・通販サイト
・古物商
・アルコール飲料
・コンタクトレンズ
・公営ギャンブル 他



詳しくは、LINE広告審査ガイドラインをご確認ください。
https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/guideline/

 

審査期間




LINEでは、広告の入稿から実際の配信まで、画像の審査に5営業日程度かかるケースが多いです。
FacebookやInstagram、Twitterよりも画像の審査に時間を要するため、余裕を持って入稿しましょう。


LINE広告では、LINEアプリの9,200万人ものユーザー数と、幅広い年齢層のユーザーを背景に、他のアプリや配信方法ではリーチできなかったユーザー層へのアプローチが実現できます。新たな顧客創出につながる可能性があることから、LINE広告の出稿を検討する企業様が増えてきています。

ADDIXでは、LINE広告やLINE公式アカウントの運用支援サービスをご提供しています。お気軽にお問合せください。

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Topics: SNSマーケティング, 広告運用