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以前の記事でLINE公式アカウントでのセグメント配信についてご紹介しましたが、LINE公式アカウントではメッセージの配信先を「全ての友だちに配信」と「セグメント配信」から選ぶことが可能です。
「セグメント配信」では属性やオーディエンスに絞り込んでの配信が可能です。狙ったターゲットに配信できるため、エンゲージメントが上がります。
また「全ての友だちに配信」では、より多くの人に配信できる反面、ブロック率が高くなるというデメリットがあります。
重要なのは、配信内容によって配信先を使い分けることです。
また、同じ配信内容でも、性別によってテキストの言い回しを変えるなど、配信先に合った出し分けをすると効果的です。
例えば、「女性用のアイテム」を、性別によって「自分へのプレゼントなど女性目線で配信する」、「女性へプレゼントする男性の目線で配信する」など、ユーザーの主要な目的に合わせて配信を分けるという方法もあります。
▼「全ての友だちに配信」と「セグメント配信」の例」
配信する最適な曜日と時間は、自社のユーザー層や業態(店舗かどうかなど)に合わせて探る必要があります。
一般的に、もっとも配信が多いのは金曜日の夜です。例えば店舗を持つアカウントの場合、週末の来店を狙うために金曜日の夜は配信が多くなります。ECの場合でも、休日にECをじっくり見る時間が取れる人が多いことから、やはり週末の夜の配信が効果的でしょう。
配信時間としては、朝や夕方の通勤時間やお昼休み、就寝前など、多くの人がスマートフォンを見る時間が狙い目となります。平日の日中に配信した場合、仕事や学校などで忙しいユーザーが多いため、メッセージが見てもらえないケースが多くなります。
なお配信が多い時間帯に送る場合、メッセージが埋もれてしまう、見逃される可能性が高まるというデメリットがあります。
設定時間のポイントは、配信時間の分数をあえてズラすこと。これによって、他社との被りやトーク一覧に埋もれてしまうのを防ぐことができます。
例)9時5分、18時2分など
メッセージを配信する頻度も重要です。
一般的に、配信頻度は週1〜2回程度が好ましいとされています。ただしこれは、新商品発売やキャンペーン開始など「新たな訴求内容がある場合」に限られます。
一方、購入頻度が低い「高価格帯商品」や「商品数が少ない場合」では、週1〜2回では多いかもしれません。
また、ブロック率が上昇しやすい「全ての友だちに配信」の頻度は、月1回程度がよいでしょう。
「全ての友だちに配信」と「セグメント配信」との配信バランスは、例えば月に4回送信する場合、1回を「全ての友だちに配信」とし、残りの3回を「セグメント配信」にするのがおすすめです。
▼メッセージ配信カレンダーのイメージ
メッセージで配信しきれない場合は、LINE VOOMも活用しましょう。
メッセージ配信では、各プランの無料通数を超過すると従量課金制で追加料金が発生しますが、LINE VOOMの投稿は無料です。またメッセージ通数にはカウントされません。
昨年11月に旧タイムラインから生まれ変わったLINE VOOMは、動画がメインのプラットフォームです。そのため、特に動画はLINE VOOMへの投稿が望ましいでしょう。
また、LINE VOOMは友だち外のユーザーも閲覧可能なため、動画のおすすめコンテンツがランダムに表示される「おすすめ」への表示を狙うことで露出を増やし、LINE VOOM経由での友だち獲得も期待できます。
おすすめの使い方は、メッセージ配信前のタイミングでLINE VOOMにも投稿を行うこと。配信前に投稿することで、LINE VOOMのインプレッションが増加します。
LINE VOOMが未読の場合、トーク画面の右上にグリーンの通知マークがつくため、メッセージが届き、トーク画面を開いた際にタップされやすい傾向があります。
▼LINE VOOM「おすすめ」
動画のおすすめコンテンツがランダムに表示される
画像参照:
https://guide.line.me/ja/linevoom/howto-linevoom.html
▼LINE VOOM「フォロー中」
自分がフォローしているLINE VOOMアカウントの投稿が表示される(静止画、動画含む)
画像参照:
https://guide.line.me/ja/linevoom/howto-linevoom.html
前述したように、配信曜日や時間、頻度は、各カテゴリーごとのアカウントのユーザー属性によって変わってきます。
弊社では、LINE公式アカウントにおけるメッセージ配信について、主なアカウントの配信傾向(曜日・時間・頻度)の調査を実施。業種ごとに「各アカウントの配信傾向」をまとめております。
「各アカウントの配信傾向」から、「ラグジュアリーブランド」「コスメブランド」「自動車メーカー」の3業種を抜粋して、アカウントの配信傾向をご紹介します。
3業種の「アカウントの配信傾向調査資料」は、下記よりダウンロード可能です。
\アカウントの配信傾向調査資料(ラグジュアリー・コスメ・自動車)/
※調査対象アカウント(3業種・51アカウント)
ラグジュアリーブランド(16アカウント)/コスメブランド(23アカウント)/自動車メーカー(12アカウント)
調査期間:2022年9月~10月
※「配信時間が多い時間帯」について
・複数ある場合もあり、合計はアカウントの合計数と一致しない。
・配信時間のばらつきが大きいアカウントはカウントから除外。
※「もっとも配信が多い曜日」について
・複数ある場合もあり、合計はアカウントの合計数と一致しない。
※下記の3業種も調査しております。資料をご希望の方はお問い合わせください。
アパレルブランド(13アカウント)/ジュエリーブランド(14ブランド)/時計ブランド(6アカウント)
・週後半の平日(水~金)の配信が多い。
・夜の時間帯( 19時台~21時台)に配信を行うブランドが多い。
・配信頻度は月2回程度がもっとも多く、少ない傾向。
・休日前の金曜日が中心。土日の来店を見込み、週末に配信しているブランドが多い。
・午前中〜13:00頃に配信しているアカウントが多い。
・配信頻度は比較的多い傾向。
・ターゲットにオンタイムで情報接触できる可能性の高い、平日夜間帯の配信が中心。
・週末の店頭来店などを狙った金曜日、週明けの月曜日に配信しているブランドが多い。
・配信頻度は月1回以上が多く、少なめな傾向。
まとめ |
LINE公式アカウントからのメッセージ配信の効果をより高めるために、最適な配信曜日や時間、頻度などの検討に役立つ情報をご紹介しました。
公式アカウントの運用では、友だちになってくれたユーザーの体験を損なわないよう、最適なメッセージ配信を行うことが大切です。より長くLINEを通じてファンとのつながりを育てて行くためにも、ユーザー属性に合わせて最適なメッセージ配信を心がけましょう。
ADDIXでは、LINE公式アカウントや広告運用などLINE運用支援が可能です。LINE公式アカウントで「ブロック率を抑制して、エンゲージメントを高めたい」「友だちを増やしたい」などのご要望がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
\アカウントの配信傾向調査資料(ラグジュアリー・コスメ・自動車)/
※今回ご紹介したラグジュアリーブランド、コスメブランド、自動車メーカーの「各アカウントの配信傾向資料」は、上記よりダウンロード可能です。