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ECサイトの売上にダイレクトに結びつくInstagramコレクション広告とは?制作ポイントと実績を紹介

Posted by ADDIX on Feb 10, 2022 5:51:22 PM

Instagram広告には、シングル画像、動画、カルーセルなどさまざまなフォーマットがありますが、その中でもECの売上に直接つながりやすいのが『コレクション広告』です。

『コレクション広告』のフォーマットは2017年のリリースからすでに5年が経ちましたが、2022年現在でもECの売上増を目的に利用する企業が増えています。

ECサイトの売上にダイレクトに結びつくInstagram『コレクション広告』を、「制作のポイントと実績値」と「設定方法」の2回に分けてご紹介します。今回は前半の「制作のポイントと実績値」です。

※後半の「設定方法」記事はこちら。

「『Instagramコレクション広告』の設定方法を詳しくご紹介!」記事はこちら

 

 

 

コレクション広告とは?

Meta for Businessによるとコレクション広告』とは「顧客が商品を発見してからスムーズに購入まで進むことのできる広告」。

モバイル画面から視覚的に没入感の高い形で製品やサービスを訴求し、ターゲットを認知から検討、購入までスムーズに誘導することができます。

実際の『コレクション広告』がこちら。

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参照:
https://www.facebook.com/business/ads-guide/collection/instagram-feed/reach

 

コレクション広告は、「カバー画像/カバー動画」と「商品画像」、「CTAボタン」の3つのパートで構成されます。

まず「カバー画像/動画」があり、その下に3点の商品画像が続きます。利用者がコレクション広告をタップすると、インスタントエクスペリエンス(※)が表示されます。


(※)インスタントエクスペリエンスとは
インスタントエクスペリエンスは、Facebook/Instagram広告のフォーマットの一種。利用者がモバイルデバイス上で広告をタップすると、フルスクリーンで広告が開きます。

 

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・配置面
Facebookニュースフィード、Instagramフィード、Instagramストーリーズなど、複数の配置に配信できます。スマートフォンに特化した広告のため、デスクトップでは表示されません。

・配信目的
コレクション広告はインスタントエクスペリエンス内で展開した商品をユーザーに見てもらう広告になりますので、トラフィック目的、もしくはコンバージョン目的が一般的です。
リーチ目的の配信はできません。

 

コレクション広告の制作ポイントと実績事例

コレクション広告がECの売上に直接つながりやすいと言うものの、実際の数値はどれくらいなのでしょうか?

コレクション広告は、まず「インスタントエクスペリエンス内で展開した商品」をユーザーに見てもらえなければ意味がありません。

リーチしたより多くのユーザーを、カバー画像/動画からインスタントエクスペリエンス内に誘導しなければならないため、カバー画像/動画のインパクトが非常に重要な要素となります。

そこで、過去の弊社のコレクション広告運用実績値から、インスタントエクスペリエンス内の誘導につながりやすいポイントを2点ピックアップしました。

◆インスタントエクスペリエンス内への誘導率を高めるポイント
(1)カバー画像/動画のアスペクト比は「1:1」 が絶対的に誘導を獲得しやすい
(2)動画よりも静止画の方がインスタントエクスペリエンス内への誘導につながりやすい
 
(1)カバー画像/動画のアスペクト比は「1:1」 が絶対的に誘導を獲得しやすい


左の画像ではカバー画像/動画のアスペクト比は「1:1」、右の画像でのアスペクト比は「3:4」です。
スマートフォンにおける広告の画面占有率が高いのは、一目瞭然、左の方です。

(左のほうが画面占有率が高い)

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まれに右のような 「3:4」の画像で制作される広告主様がいらっしゃるのですが、こちらの画像の通り、「1:1」の方が圧倒的に画面占有率が大きくなるため、「3:4」と「1:1」のカバー画像では、誘導数や誘導率が大きく変わってきます。

実際に、「3:4」から「1:1」の画像に変更したことで、誘導率が2.3%上昇したケースもありました。
誘導率だけでなく、得られるエンゲージメントも同様に上昇するケースがほとんどとなります。
なお、通常のシングル画像におけるFacebook/Instagram広告も同様に言えることです。


(2)動画よりも静止画の方がインスタントエクスペリエンス内への誘導につながりやすい


もちろん、届けることができる情報量は動画が圧倒的です。
多くのラグジュアリーブランドでは、カバー部分にブランド動画を設定しているケースをよく目にします。
ですが実際の結果からは、インスタントエクスペリエンス内の誘導につながりやすいのは、動画よりも静止画という結果が多数の広告主様で見られています。


Instagaramのコレクション広告実績例



これまでのポイントを踏まえて実績が改善したケースを、実際の数値とともにご紹介します。

(実績事例1)コスメブランドA社

以下は、平均単価8,000円程のコスメを扱うブランドA社で実施したコレクション広告の実績値です。

・カバーを動画→静止画にした場合

誘導率が大きく改善し、誘導先となるインスタントエクスペリエンス内の滞在時間に関しても、同様に静止画からの方が長くなりました。

 

誘導率

カバーを動画に設定した場合

0.50%〜0.78%

カバーを静止画に設定した場合 1.31%〜2.50%
 

滞在時間

カバーを動画に設定した場合 8.68秒
カバーを静止画に設定した場合

20秒

 インスタントエクスペリエンス内の滞在時間

 

こちらのコスメブランドでは、カバーを、
・アスペクト比「1:1」
・静止画
上記の条件でコレクション広告を配信した際のCVRは2.59%CPAは688円という結果でした。

もちろん、訴求内容やアイテムによって結果は異なるかと思いますので、適宜カバーの選定というのが重要になります。


(実績事例2)シューズブランドB社

続いて平均単価20,000円程のシューズを扱うブランドB社で実施した、コレクション広告の実績値です。

コスメブランドA社同様に、カバーを
・アスペクト比「1:1」
・静止画
上記の条件でコレクション広告を配信した際、ホリデーのギフト訴求を兼ねて配信実施し、合計900件のCV(購入数)という結果でした。配信予算に対してROASは450%

コレクション広告がいかに売上につながりやすいかが分かる結果です。

「『Instagramコレクション広告』の設定方法を詳しくご紹介!」記事はこちら

まとめ

売上目標の達成が求められるEC担当者の方にとって、Instagaram広告は大きな力になります。中でもECへダイレクトに結びつき、成果が出やすいコレクション広告は、おすすめの広告手法のひとつです。

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