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Instagram広告の配信目的を理解し、効果を最大化させる

Posted by ADDIX on Mar 25, 2022 6:15:00 PM

Instagramは、2021年第4四半期には世界のアプリ総ダウンロード数で、TikTokを抑えて1位となりました。

Instagram広告には、若年層を中心に幅広い年代に認知拡大や訴求ができること、ターゲティング精度が高いことなど、さまざまなメリットがあります。
広告配信を効果的に行うためには、ビジネスゴールに応じた、「目的(キャンペーンの目的)」と「フォーマット(形式)」を選択することが重要です。

この記事では、Instagram広告の「目的」と「フォーマット(形式)」の種類を解説し、広告効果を最大化させる「目的」と「フォーマット(形式)」の選び方をご紹介します。

「Instagramアルゴリズムに変化! 重要なエンゲージメント率とその対策」記事はこちら

※本記事でご紹介の内容は、記事公開時(2022年5月)の情報を基に作成しています。

 

 

 

1.Instagram広告の効果を最大化させるには?

(1)Instagramの特徴

 

画像を投稿するSNSとして、2010年10月にリリースされたInstagram。

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リリース当時のInstagram

 

出典:
https://about.instagram.com/about-us/instagram-product-evolution

 

現在は「好きと欲しいをつくる」プラットフォームとして、また「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現する」というミッションに基づいてサービスが作られています。

また、リリースから10年以上経った今もInstagramアプリの利用者は増えており、2021年第4四半期には世界総ダウンロード数でTikTokを抑えてトップに(※1)返り咲きました。


(※1)https://sensortower.com/blog/q4-2021-data-digest

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画像出典:
https://sensortower.com/blog/q4-2021-data-digest


国内の月間アクティブアカウント数は、
2019年には3,300万人を突破(※2)。以降公式な発表はありませんが、2022年3月現在、広告管理画面で確認する限り、すでに5,000万人以上となっています。

(※2):https://business.instagram.com/blog/house-of-instagram-japan-2021

 

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画像出典:
https://business.instagram.com/blog/house-of-instagram-japan-2021


国内の年代別利用率を見ると、10代(69.0%)、20代(68.1%)と若年層で利用率が高く、30代で過半数が、40代、50代でも3割超が利用しており(※3)、幅広い年代が使っていることがわかります。

 

(※3)総務省「令和二年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

 

BWRITE_instagram_ads_data画像出典:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000765258.pdf

 

(2)広告配信のメリット

 
Instagram広告のメリットは…

 ✔︎利用率の高い若年層を中心に、幅広い年代への認知拡大や訴求が可能
 ✔︎ターゲティング精度が高い
 ✔︎広告フォーマット(形式)が豊富である
 ✔︎「購入」にダイレクトにつながりやすい
 ✔︎1日あたり1$(100円前後)という低予算から配信できる

などが挙げられます。

 

(3)広告効果を最大化させるには?

 

さまざまなメリットがあるInstagram広告ですが、配信の効果を最大化させるには、達成したいビジネスゴールに合った「目的(キャンペーンの目的)」と「フォーマット(形式)」を選ぶことが重要です。

広告配信の前提となる、達成したいビジネスゴールは何でしょうか?

  ・企業やブランドの認知拡大をしたい
  ・ECサイトの売上を増やしたい
  ・Instagramアカウントのフォロワーを増加させたい 
  ・キャンペーンを成功させたい     など

上記のようなビジネスゴール達成のために、まずは「広告の目標(その広告で何を得るか?)」を検討し、適切な「目的(キャンペーンの目的)」と目的に沿った最適な「フォーマット(形式)」を選んで配信することが成果につながります。

 

2.Instagram広告の「目的(キャンペーンの目的)」を理解する

(1)「目的」とは?

では具体的に、まずInstagram広告の「目的(キャンペーンの目的)」を理解しましょう。
目的(キャンペーンの目的)とは、広告を見たユーザーに実行してもらいたいアクションのことです。

 

(2)「目的」の種類



Instagram広告の目的は、「認知・検討・コンバージョン」の大きく3つにカテゴライズされます。

■認知
商品やサービスに関心を持ってもらうための目的です。ブランド認知度を高めるには、ビジネスの価値を利用者に明確に伝える必要があります。

■検討
あなたのビジネスを選択肢に加え、もっと詳しく知りたいと思ってもらうための目的です。

■コンバージョン
ビジネスに関心を示したターゲットに、商品を購入したりサービスを利用したりしてもらうための目的です。



 

 

参考:
https://www.facebook.com/business/help/1438417719786914?id=802745156580214

そしてさらにその中から、ビジネスゴールに応じた目的(キャンペーンの目的)を選択します。Instagram広告では、11種類の目的が設定可能です。名称未設定 1

 

ここでは11種類の目的から、一般的によく使用される以下の4つの目的(※上の表での黄色箇所)について説明します。

・リーチ
・トラフィック
・エンゲージメント
・コンバージョン

1.リーチ

ユーザーに広告を最大限表示させる広告です。
多くの人に広告を見せることができるので、認知拡大として有効な目的です。
ただし、設定したランディングページへの誘導は多くは見込めません。

 

2.トラフィック

広告で設定したランディングページへユーザーを最大限に誘導させる広告です。
広告をクリックしやすいユーザーに対して配信されます。
多くのユーザーをランディングページへ誘導することができるので、検討として有効な目的です。
ただし、表示回数は多くは見込めません。

 

3.エンゲージメント

広告に対して最大限ユーザーにエンゲージメント(いいね)をさせる広告です。
広告に対してエンゲージメントしやすいユーザーに対して配信されます。
ただし、表示回数や、設定したランディングページへの誘導は多くは見込めません。

 

4.コンバージョン

最大限コンバージョンにつなげる広告です。
広告経由でコンバージョンしやすいユーザーに対して配信されます。
ただし、表示回数は多くは見込めません。


まとめ表2

 

3.Instagram広告の「フォーマット(形式)」を理解する

さまざまなフォーマットがあるInstagram広告。代表的なフォーマット4つをご紹介します。

・画像(シングル画像)


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(※筆者のinstagramフィードにて表示された広告)

 

Instagramのフィード上に1枚の画像が表示される最もシンプルな広告です。
どの目的でも使用でき、ユーザーに対して最も企業インパクトを与えることができるフォーマットです。


画像サイズ
Instagram広告の画像の推奨サイズは、使用するフォーマットによって異なります。


■正方形
最小解像度: 600 x 500ピクセル
最大解像度: 1,936 x 1,936ピクセル

■横型
最小解像度: 600 x 315ピクセル
最大解像度: 1,936 x 1,936ピクセル


■縦長
最小解像度: 600 x 750ピクセル
最大解像度: 1,936 x 1,936ピクセル

 

動画広告

   

(※筆者のinstagramフィードにて表示された広告)

 

フィード上で動画を表示できる広告です。
動画は文字の5,000倍の情報を伝えられるといわれているように、画像だけでは伝えきれない商品やサービスの特徴、企業メッセージなど、情報量を豊富に伝えることができるのが特徴です。
Instagramでは、TikTokやYouTubeとの熾烈な競争の中で、動画へのシフトを重視しているということもあり、動画はフィード上で配信されやすい=CPMが安価になる場合が多く見られます。

 

動画サイズ
動画ファイルの最大サイズは250MBです。
フィードで表示できる動画広告の長さは最大60分です。

■キャプションの長さ
Instagram広告のキャプションは画像の下に表示されます。2,200文字まで含めることができます。

■アスペクト比
Instagram広告のアスペクト比はフォーマットによって異なります。

正方形 - 1:1
横型 - 1.91:1
縦型 - 4:5

 

・カルーセル広告

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(※筆者のinstagramフィードにて表示された広告)

 

フィード上で最大10枚の画像や動画を表示できる広告です。
画像毎に異なるランディングページや見出しの設定ができることから、複数商品を見せたい際に有効なフォーマットです。


■画像のファイルタイプ: JPGまたはPNG
■動画のファイルタイプ: MP4、MOVまたはGIF
■アスペクト比: 1:1
■解像度: 1,080 x 1,080ピクセル以上
■テキストの推奨事項
メインテキスト: 125文字以内
■ランディングページのURL: 必須
■技術要件
カルーセルカードの数: 2~10
画像の最大ファイルサイズ: 30MB
動画の最大ファイルサイズ: 4GB
動画の長さ: 1秒~2分


・コレクション広告


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(※筆者のinstagramフィードにて表示された広告)

 

ひとつの広告の中で最大50商品、50のランディングページを設定して展開することができるフォーマット。
カタログ形式で広告を表示させ、商品購入の検討~実際の購入までスムーズに誘導できるのが特徴です。

 

■画像タイプ: JPGまたはPNG
■動画のファイルタイプ: MP4、MOVまたはGIF
■アスペクト比: 1:1
解像度: 1,080 x 1,080ピクセル以上
■テキストの推奨事項
 メインテキスト: 125文字以内
■ランディングページのURL: 必須
■技術要件
インスタントエクスペリエンス: 必須
画像の最大ファイルサイズ: 30MB
動画の最大ファイルサイズ: 4GB


(参考)コレクション広告についての詳細はこちら>>https://blog.addix.co.jp/222151


CTA
(コールトゥーアクションボタン)

最後に、CTAボタンの選定というのも重要な要素になります。

2022年3月現在、Instagram広告で利用できるCTAボタンは以下20種。もっとも利用されているのが、「詳しくはこちら」です。広告の配信目的に合ったボタンを選択することも、成果につながるひとつです。

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4.Instagram広告の「目的(キャンペーンの目的)×フォーマット(形式)」の選び方

(1)「目的」に沿った「フォーマット」

Instagram広告でよく使われる4つの「目的」について、それぞれの目的に沿った最適な「フォーマット(形式)」が以下です。

◎:目的の効果にもっとも適したフォーマット
○:目的の効果に適したフォーマット
△:ほかフォーマットと比較すると目的の効果が得られにくいフォーマット
×:設定不可
(表)目的×フォーマット

例えば、ランディングページへの誘導で、「トラフィック」を目的とした場合には、現状、「動画」よりも「画像」の方が誘導につながりやすいです。

■「トラフィック」を目的とした場合の平均誘導率

 動画の場合の平均誘導率 :0%台~1%台前半
 静止画の場合の平均誘導率:1%台後半~3%台

 (※筆者実績値 どちらもインプレッションを母数とした誘導率)

 

(2)ビジネスゴールに応じた「目的×フォーマット」の選択例



ビジネスゴールに応じて、広告目標が定まると、正しい「キャンペーンの目的とフォーマット、CTAボタン」を設定することができます。ケース1~3を紹介します。


ケース1

 

ビジネスゴール「企業やブランドの認知を獲得したい」

 ↓

広告の目標「認知拡大」

 ↓
(表4)ケース1

ケース2

ビジネスゴール「ECの売上を増やしたい」

 ↓

広告の目標「ECサイト誘導 or CV

 ↓

(表5)ケース2

ケース3


ビジネスゴール「Instagamのフォロワーを増やしたい」
 ↓

広告の目標「Instagamのフォロワー獲得」
 ↓

(表6)ケース3

※「Instagramプロフィールを見る」のCTAボタンを使用する場合は、Instagramアプリ内から広告を設定した場合のみ利用できます。

 

5.まとめ

Instagram広告には、ターゲット層が若年層を中心に幅広く、目的に応じたターゲティングができるなど、数多くのメリットがあります。とはいえ、配信する「キャンペーンの目的」は絞らなければいけません。
例えば、ひとつの広告配信の中で、「表示回数」と「ランディングページへの誘導」をどちらも獲得することはほぼ不可能です。


広告効果を最大化させるためには、まず「ビジネスゴール」達成のための「広告の目標」設定からスタートし、それに合った「目的」と「フォーマット」を選択することが重要です。

今回ご紹介したように、「目的」にはそれぞれ、配信効果を高める「フォーマット」の組合せがあります。本記事を参考に、「目的」に対して効果的な「フォーマット」を選び、Instagram広告をビジネス成果につなげましょう。

ADDIXでは、InstagramをはじめSNS広告運用の実績が数多くあります。お気軽にご連絡ください。

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