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広告から「公式サイトに行った」10%!「Instagram広告についての意識調査」

Posted by ADDIX on Oct 14, 2015 11:10:22 PM

2015年10月1日、ついに日本国内でもInstagram(インスタグラム)で広告が解禁となりました。タイムラインへのこだわりが強いとも言われるインスタユーザーですが、実際に広告が導入されてみての印象はどうなのでしょうか。BWRITEでは、広告解禁後の10月2日から10月8日までの7日間、共創コミュニティサービスSkets(スケッツ)https://www.skets.jp/)会員の20代以上の女性のうち、Instagramを使用していると回答した82名に対して緊急アンケートを実施。Instagramで広告を見た印象などを伺い、「Instagram広告についての意識調査」結果レポートとして発表いたしました。

その結果、約半数が「広告を見た」と回答。そのうち、22.5%は「その企業のアカウントをフォローしたい」と答えました。「公式サイトに行った」との回答した人も10%おり、Instagram広告はまずまずの成果を上げているようです。

一方、広告を見て「あまりよい気分はしなかった」と回答した人も42.5%おり、広告開始直後の違和感や戸惑いもまだまだ強いようです。今後、広告が当たり前になっていくことでユーザーの意識がどのように変化していくかに注目です。

【アンケート結果詳細】
広告開始後1週間で、約半数が「広告を見た」と回答

なお、Instagramのアカウントを持っていると回答した82名のうち、「広告を見たことがある」と回答したのは半数弱に当たる48.8%でした。

なお参考までに、BWRITE編集部が広告解禁後に何度か実際にタイムライン上で広告表示頻度をカウントした結果では、おおむね記事10~20件につき1~2件ほどの広告が表示されていました。各ユーザーごとにInstagramでの広告の配信本数が異なるとはいえ、通常は1日に10分程度の閲覧でも広告を1件以上は目にすることになります。そのことから考えると、この時点で「広告を見ていない」と回答している方の多くは、まだ解禁後にInstagramを利用していない可能性が高いと考えられます。インスタユーザーの半数ほどは、アカウントは持っているもののInstagramの利用頻度・利用時間が少ない「ライトユーザー」である可能性が高い、とも言えるかもしれません。

BWRITE-Skets-survey-instagram-ad-awareness-Q24

「アカウントをフォローしたい」22.5%、「公式サイトに行った」10%!

BWRITEが先日実施した「成功するInstagram広告とは? マーケッター女子のインスタ座談会(1) [デジタルと女ゴコロ 第2回]」(http://bwrite.biz/archives/10421)で、「自分のタイムラインへのこだわりが強い」と言われていたインスタユーザー。では、実際に「広告を見たことがある」と回答した方の、広告への印象はどうだったのでしょうか? 複数選択式で答えてもらったところ、最も多い回答が集まったのは「あまりよい気分はしなかった」でしたが、その割合は42.5%と半数よりも低いものでした。つまり、見方を変えると半数を超えるインスタユーザーは、広告に対してあまり不快感を感じていないと答えた計算になります。

一方、広告を見た人の4人に1人にあたる25.0%は「印象に残った」と回答しており、「その企業のアカウントをフォローしたいと思った」という人も22.5%、「その企業に好感を持った」「その企業の商品を買いたいと思った」「素敵な広告だと思った」がそれぞれ17.5%、「その企業のショップや店に行きたいと思った」15.0%と、Instagram広告を見て、広告主の企業や商品、広告そのものに好印象を持ったという答えが並んでいます。また、10%は「その企業の公式サイトに行った」と回答しており、Instagram広告ですでにサイトへの誘導を成功させている企業も出ているようです。今回の回答を見た限りでは、Instagram広告は、まずまずの成果を上げていると見ることが出来るでしょう。

BWRITE-Skets-survey-instagram-ad-awareness-Q25

インスタ広告は「クオリティ」と「ターゲティング」が成功のカギ!?!

では、実際に好印象だった広告とは、どんなものだったのでしょうか。具体的に自由回答形式で答えてもらった結果からは、「アーティスティックなコスメの広告。パッケージが印象的でもっと詳しく知りたいと思った。(40代以上/専業主婦)」というコメントに代表されるような、ユーザー自身が興味を持っているカテゴリであり、かつ、興味をひくような高いクオリティの広告をあげる声が目立ちました。また、「その企業によるが、ステキな商品を見つけられる良い機会だと思う。(40代以上/パート・アルバイト)」といった、広告から得られる新しい情報そのものを歓迎するコメントも、若干ですが見受けられました。

一方、「あまりよい気分はしなかった」と答えた人の回答では、「好きなアカウントしかフォローしていないのに、好きでもないブランドの広告が出てきたので。タイムラインを荒らされた気がします(20代/フルタイム勤務)」「必要な人のしかフォローしていないので勝手に表示されて迷惑。(20代/パート・アルバイト)」といった声が目立ちました。

ただし、今は広告の解禁直後でもあり、「Instagramにまで広告がつくのには少しショックを受けた。(30代・専業主婦)」といったコメントに代表されるように、今までは表示されていなかったところに急に広告が表示されるようになったことへの戸惑いが強いように見受けられます。今後Instagramに広告が表示されることが当たり前になっていくことで、ユーザーの意識がどう変わっていくかが注目されます。

「ユーザー像は2極化」Instagramはゆるやかなユーザー世代交代の時期に??

また、今回の結果からは、ひとくちにインスタユーザーといっても、「自分が選んだフォロー先へのこだわりの強いユーザー」と、「提供される広告の情報を歓迎するユーザー」に、大きく2分されているように見受けられました。もしかすると、閲覧メインで情報収集のためにインスタを利用する層と、自分自身の投稿画像やタイムラインに並ぶフォロー先にこだわりを持っている層とでは、インスタを利用することへの意識にはだいぶ違いがあるのかもしれません。

インスタユーザーが増えてきたことで、古くから使ってきたユーザーの気持ちが離れつつあるという声は、先日のBWRITE主催の座談会でも実際に挙がっていました(※1)。広告解禁をきっかけに、インスタユーザーのゆるやかな世代交代が加速化する可能性もゼロではないでしょう。どちらにしてもInstagramは依然として、アカウント運営、広告運用のどちらを選んだとしても、他のSNSよりも女性たちの購買意欲を刺激することに適しているSNSであることには変わりがなさそうです。今後もBWRTEでは、女性たちのInstagramの利用動向に注目していきたいと思います。

(※1)この内容については、10月下旬公開予定の座談会レポート第2弾「マーケッター女子のインスタ座談会(2)」でお伝えする予定です。

「Instagram広告についての意識調査」(調査実施:BWRITE)
【調査実施期間】
2015年10月2日(金)~ 10月8日(木)<7日間>
【調査対象・人数】
Instagramのアカウントを持っている20代以上「Skets」会員女性 82名(有効回答)
【調査方法】
WEBアンケート方式
【アンケート収集元】
共創コミュニティサービス「Skets」

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