LINE公式アカウントの友だちを増やす！まず実施すべき基本の手法を紹介

LINE公式アカウントを開設したら、まず実施したいのは「友だちを増やす」ことです。

「認知の拡大」「最新情報の発信」「キャンペーン集客」などLINE公式アカウントを導入する目的はさまざまですが、どの目的を達成するためにも、まずは「友だちを増やす」必要があります。

とは言え、多くの友だちを獲得しても、すぐにブロックされてしまってはあまり意味がありません。友だちになりたいとユーザーが思うメリットを作り、ブロックを抑制することも、集客の時点から意識するべき重要なポイントです。

友だちを増やすには、オフライン、オンラインでさまざまな手法があります。本記事では公式アカウント運用初心者におすすめの方法をピックアップしてご紹介します。

※「LINE公式アカウントの開設方法」は、こちらの記事をご参照ください。
https://blog.addix.co.jp/221051

※本記事でご紹介の内容は、2022年10月時点の情報となります。

LINE公式アカウントを開設したら、まずは「オーガニック集客（※）」を実施。自社アカウントへ流入するファンが自然に増えていくよう、導線設計と施策を行っていきます。オーガニック集客は、ブロック率を低く抑えるためにも重要です。

次に、友だちがある程度増えてきた段階で「友だち追加広告」を配信し、さらに友だちを増やしていきます。

（※）オーガニック集客：
マーケティング用語で、広告経由ではなく、検索エンジンやSNSからの自然流入による集客の意。

最初に実施すべき「オーガニック集客」。まずは広告に頼らず、自社アカウントの運用でできることを考えていきます。

オーガニックで獲得した友だちは、店舗やサイトを自ら訪れており、ブランドへの興味関心の高いユーザーであるため、ブロックされる確率も低くなります。ブランドのファンにしっかりと情報を届けていくためにも、またアカウントの質を高めてブロック率を抑制するためにも、オーガニックで積極的に友だちを獲得していきたいところです。 

店舗にQRコードとアカウントのIDを記載したPOPやポスター、ステッカー、パネル、カードを設置します。来店客に友だち追加をしていただけるよう、会計時などにスタッフからもお声がけするとよいでしょう。
LINEでは以下のようなノベルティを販売していますので、利用するのもおすすめです。

画像出典：
https://www.linebiz.com/jp/column/service-information/20190902/

１：メルマガ
メルマガ内に、友だち追加のリンクを設置する。LINEを開設したタイミングでメルマガにて告知することで、メールはあまり見ないがLINEは見るというユーザーを誘導することができる。

2：自社サイト
自社サイト内に、友だち追加のリンクを設置する。

3：その他
公式SNSで友だち追加の呼びかけをしたり、公式APP内に友だち追加のリンクを設置する。

１.プレゼントキャンペーンを実施し、友だち追加したユーザーにLINEで限定壁紙やクーポンを配信する。

２.友だち追加いただいた方にLINEで応募フォームを送信し、抽選でノベルティをプレゼントするキャンペーンを実施。
→応募フォームからユーザーの属性データを取得でき、友だちのペルソナを明確にすることも可能。

３.ポップアップイベントや自社イベント開催時に、友だち限定で体験できるコンテンツやサービスを用意し、友だち追加に誘導する。 

さまざまなターゲティング設定により、関心度の高い友だちを効率良く獲得することが可能。

認証済のLINE公式アカウントが対象で、配信面はLINE VOOM面、LINE NEWS面、トークリスト面の３つ。画像のサイズは、1200×628、1080×1080、600×400の３種から設定することが可能です。

▼配信イメージ

画像出典：
https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/gain-friends-cpf/?list=7171

初めて「友だち追加広告」を配信する方におすすめの配信方法（ターゲット設定）は、下記の4つです。

LINE広告では、属性、趣味・関心、行動、購買意向など、ユーザーが登録した情報や行動履歴をもとに生成されたセグメントを活用したターゲットを作成することが可能。

自社のファン層、ターゲット層を想定したターゲットを作成し、まずは基盤となる友だちを獲得していくのがおすすめです。

「セグメント配信」で、ある程度友だちを増やしたら、「類似オーディエンス配信」に切り替えていきましょう。

類似オーディエンス配信機能では、既に友だちになっているユーザーに類似するユーザーをLINE内で新たに探し、広告を配信します。類似オーディエンスのサイズは「1〜15%」、もしくは「自動」に設定することが可能。

オーディエンスサイズを手動で設定した場合、割合によってリーチ数と類似度が変わります。

例えば、もっとも小さい割合の「1%」に設定した場合、リーチできる人数は限られますが、既存の友だちとの類似度が高くなるためアクションの確度は高くなります。
反対にオーディエンスサイズが大きいほど配信母数は増えますが、類似度が低くなるため、アクションの確度も低くなります。

「自動」の場合は、パフォーマンスが担保できるオーディエンスサイズを自動的に調整します。

手動設定の場合、狙った類似度のオーディエンスに配信することができますが、パフォーマンスは安定しにくい面があります。その点、「自動」では配信する友だちの類似度はコントロールできませんが、パフォーマンスは安定しやすいです。

なお、類似オーディエンス配信は、セグメント配信よりも多くの友だち獲得と高い配信効率が見込まれる手法です。セグメント配信と比較すると、より自社に興味・関心のあるユーザーを獲得できるため、アカウントのブロック率抑制にも効果的な配信です。

▼オーディエンスイメージ

自社のサイト内にLINE Tagを埋め込み、そのトラッキング情報を基に、サイト訪問ユーザーのオーディエンスを作成して配信することが可能。

一度サイトを訪問しているため、ある程度自社のことを認知・理解しているユーザーが配信対象となります。そのため、しっかりとしたファンを友だちとして獲得できる可能性が高い配信手法です。

ただし、サイト訪問ユーザーでは、既に友だちとなっている可能性も高いため、短期間でターゲットとなるユーザーを獲得しきってしまい、配信パフォーマンスが低下する傾向にあります。

対策としては、サイト訪問ユーザーの類似オーディエンス配信を実施し、オーディエンスを拡張していくのが有効です。これによって、配信パフォーマンスが高く、継続的に友だち獲得につながる配信が可能となります。

類似オーディエンス配信と同様に、自社に興味・関心のあるユーザーが獲得できるため、アカウントのブロック率を低く抑えることができる配信といえます。

▼配信イメージ

友だち集客と同時進行で、公式アカウントでもメッセージを配信していくかと思います。このメッセージ配信で取得したデータを、友だち追加広告で活用することが可能です。

具体的には、配信したメッセージ内の画像やURLをクリックしたユーザーの類似オーディエンスを作成し、友だち追加広告を配信できます。

メッセージの開封ユーザーについても同様に類似配信をすることが可能ですが開封だけでなく、高い関心を持ってアクション（クリック）したユーザーの類似オーディエンスを活用することがより自社に興味・関心の高いユーザーの獲得に繋がり、ブロック率抑制にも効果的な配信となります。

▼配信イメージ

LINE公式アカウント運用を始めたらまず行いたい、基本の友だちの集客方法をご紹介しました。

今回ご紹介した集客方法は、さまざまな手法のごく一部です。実際に運用を進めて行く上では、目標とする友だちの人数、獲得したいターゲットなど、目的に合わせてチューニングしていくことが重要となります。

配信するメッセージの内容によって、アカウントから友だちが離れてしまうこともあります。友だちに対してメリットがある、継続的に友だちでい続けたいと思わせる配信内容や配信手法を検討していきましょう。

ADDIXでは、LINE公式アカウントや広告運用などLINE運用支援をご提供しています。「LINE公式アカウントを始めたい」「ブロック率を抑制して、友だちを増やしていきたい」などのご希望がありましたら、お気軽にお問い合わせください。