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商品ページの画像、何枚まで見る? EC調査 ファッション編(3)サイト内コンテンツ

Posted by ADDIX on May 12, 2017 10:41:06 PM

マーケティング情報メディア「BWRITE(ブライト)」は2016年12月、20~40代の女性300人に対して「ECについての意識調査」を実施。ファッション編の第3回目は、重視するサイト内コンテンツについてのレポートをお届けします。

「着用イメージ」で選んで、「レビュー」で自分に合うかをチェック。

ECサイトでファッションアイテムを購入する際、女性が特に参考にするコンテンツはどういったものでしょうか。10項目について調べたところ、全ての年代で「着用イメージの写真」がもっとも参考にされていました。

<Q: Q29S1 『ファッションアイテム』のEC購入について、あなたはサイトやアプリ内で、下記をどの程度参考にしますか?それぞれの項目について、各1つずつお選びください。>EC調査【ファッション編】Q29 グラフ次に多いのは、「クチコミランキング」「商品レビューの満足度表示」「商品レビューのコメント」などの、レビューに関連した情報でした。着用イメージの写真によって感覚的に商品を選びつつ、画像ではわからない情報をレビューからチェックして購入している様子が伺えます。

レビューに関連した情報については、30代では「クチコミランキング」が、20代では「商品レビューの満足度」(※☆の数など)が重視される傾向があります。また、「商品レビューのコメント」は、30代と40代ではほぼ同じ割合、20代のみ割合が低めとなっています。

過半数が、商品画像を「全て見る」!若い年代ほど多い枚数を見る傾向あり。

では、商品紹介ページの「商品画像」については何枚くらい見ているのでしょうか。すると、どの年代でも過半数が「全て」と回答しました。

<Q: あなたは『ファッションアイテム』のサイトやアプリでの購入時に、『商品の詳細ページ』の『商品画像』を何枚くらい見ますか?>
EC調査【ファッション編】Q27 グラフ

年代別では、「全て」と回答した割合は年代が若いほど高く、20代では実に6割。ファッションへの関心が高い20代だからこそ、他の年代以上にしっかりと画像でチェックしたい気持ちが強いようにも思える結果です。

商品画像をしっかりチェックするのは「失敗したくない」から。

商品画像をしっかり(※「全て」または「4枚~5枚」)見ると回答した女性に、その理由を自由回答で答えてもらいました。コメントでは、「よく見たい」「失敗したくない」という声が目立ちました。

「実際に見たり、触ったりできない分、たくさん画像を見て多くの情報を得たい」という声からは、多少時間がかかっても、なるべく間違いのない商品を選びたい、という思いが伺えます。

また、「画像に商品説明が組み込まれている」「全部見て着こなし方なども参考にする」など、商品の見た目だけではなく、様々な情報を商品ページの画像からチェックしているようです。

<Q: 前問で、『商品画像』を見る枚数について、あなたがそのようにお答えになったのはなぜですか?理由を、なるべく具体的にお答えください。>

<Q: 『商品画像』を見る枚数の回答理由 :自由回答>
~「見る枚数別」コメント抜粋(順不同)~

 
<全て>
「せっかく何枚も載せてくれているならば見てから買った方が失敗も最小限に食い止められると思ったので。」
「色によって雰囲気が違ったり、角度によっても変わるため、掲載されてる画像は基本的に全部見て着こなし方なども参考にする。」
「実際に見れないので画像チェックは絶対でしょ!」
「画像に商品説明が組み込まれている事があるから」
「細部のつくりや着用イメージを確認したいから」
「失敗したくないから出来るだけ画像を見て判断する」
「実際に見たり、触ったりできない分、たくさん画像を見て多くの情報を得たいから。」
「直接見たものと、画像とのイメージの違いが多いため、できるだけ様々な角度から確認する。」
「着た時の全身、全体を見たいため。」

<4~5枚>
「大体全体の雰囲気がわかるのがそれくらいかなと思う」
「画像多すぎても動作が重いが、失敗しないため確認はしたい」
「実物が分からないので写真はよく見る」
「着用イメージをしっかりさせたい」
「細かいところまでチェックできるので」
「いろんな角度から確認したいから」
「どのようなものか手で触ることはできないので写真で確認しようと思うから」

「この商品なら失敗しない」とユーザーに思わせる施策がポイントに。

実際に手に取って試着することができないECの場合、届いたものを着てみたらイメージと違ったということが起こりがちです。今回の調査結果からは、多くの女性が、失敗を少しでも避けるため、購入前に商品の画像をくまなくチェックしていることがわかりました。

また、サイト内のコンテンツでもっとも重視されているのは着用イメージの写真、次いで、レビュー関連の情報でした。この結果からは、自分が実際にその商品を着るとどうなるのか、自分に似合う商品なのか、という情報が求められていることが伺えます。たとえば、ユーザー自身に近い体形の着用画像がある、バーチャルで試着できる、などの仕組みがあれば、今以上に安心して購入できるという女性も多そうです。

ECでは、サイト上で「この商品なら大丈夫」という確信をユーザーにどう提供できるかが、ひとつのポイントと言えそうです。

※「ECについての意識調査【ファッション編】」結果レポートの記事は、3回に分けてお届けしています。
第1回レポート:https://blog.addix.co.jp/17441
第2回レポート:https://blog.addix.co.jp/174251

※次回は「ECについての意識調査【キッチンアイテム編】」レポートを5月下旬公開予定です。

<調査概要>
「ECについての意識調査【ファッション編】」(調査実施:BWRITE)
【実施期間】
2016年12月22日(木)~12月26日(月)
【調査対象・人数】
Fastaskモニター会員である20~40代の女性300名(有効回答から300名を抽出)
(年代別内訳:20代、30代、40代 各100名ずつ)
【調査方法】
WEBアンケート方式
【調査企画・設計/調査主体】
BWRITE(運営:株式会社ADDIX)
【テキスト分析】
ADDIX アナリティクスユニット
【調査実施機関】
ジャストシステム「Fastask」

※この調査での「EC」はBtoCのみを指し、フリマアプリなどのCtoC(個人間取引)は除きます。
また、「ファッションアイテム」は、衣料品、バッグ、靴、ジュエリーを指します。

 



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