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20代以下は「もっとも楽しいのはインスタ」!「SNSと女性についての意識調査」

Posted by ADDIX on Jan 14, 2016 8:33:51 PM

2016年がスタートして、はや2週間がすぎました。昨年は、若い年代の女性への「Instagram」の急速な普及が話題となりましたが、今年、ソーシャルメディアサービス(以下、SNS)と女性を取り巻く状況はどのように変化していくのでしょうか。

BWRITEでは、女性とSNSについての今後を占うべく、昨年12月中旬に18歳以上の女性213名にアンケートを実施。「SNSと女性についての意識調査」として結果をまとめました。今回の調査では、「必要不可欠」「(これがないと)情報収集に困る」「使っていて楽しい」SNSをそれぞれ1つ答えてもらい、そのようにお答えになった理由の自由コメントから、各SNSに対する意識や使い分けの状況を探りました。

その結果、全年代の合計では、「必要不可欠」なSNSと「使っていて楽しい」SNSで、「LINE」が1位に。多くの女性にとって、欠かせないツールとなっている状況が伺えます。一方、「(これがないと)情報収集に困る」SNSでは「Facebook」が1位、「Twitter」が2位、「LINE」は3位でしたが、その割合にはあまり差はありませんでした。日常の情報収集でどのSNSを重視するかは、収集したい情報の種類などによって異なっているようです。

「Instagram」については、全年代計で「Facebook」とほぼ同率の19.4%が、もっとも「使って楽しい」SNSに選んでいます。特に、20代以下では「Instagaram」の人気が高く、3割超がもっとも「使って楽しい」SNSとして回答しました。理由とには、有名人の投稿が見られることや投稿写真のクオリティの高さのほか、「フォロワーと深く関わらず、楽しめるから」など他のSNSよりも気軽に使える点を評価する意見も。また、もっとも「(これがないと)情報収集に困る」SNSでも13.3%が「Instagram」を選択しており、有名人の情報や、ファッションコーデの参考になるという意見が見られました。

もはや女性にとって定番ツールとなった印象のある、「LINE」、「Facebook」、「Twitter」、「Instagram」の4つのSNS。複数使いの女性たちの中で、それぞれの位置づけ、使い分けが確立されてきているようです。

※BWRITE定例調査「SNSの利用状況について」(2015年12月度)

最初に、今回の調査のベースとなるSNS利用率についてのデータを掲載します。BWRITEが18歳以上の女性を対象に2015年12月に行った今回の調査の結果によると、全年代合計で最も利用されているのは「LINE」(67.0%)、わずかな差で2位が「Facebook」(65.1%)、3位は「Twitter」(57.5%)、少し開いて、4位に「Instagram」(39.6%)となっています。

2014年12月からの1年間での推移を追った、BWRITEの定例調査「SNSの利用状況について」の参考グラフ(※1)からも、この4つが女性たちがよく使うSNSとして定着してきていることが伺えます。

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年代別に利用率を見ると、いずれのサービスでも20代以下が最も利用率が高いようです。20代以下、30代では、「LINE」の利用率が最も高く、次いで「Facebook」「Twitter」「Instagram」の順に利用されています。一方、40代以上では利用者の多いSNSが異なっており、「Facebook」の利用率が最も高いようです。次いで「Twitter」「LINE」「Instagram」の順に利用率が高いという結果になっています。

また、「Instagram」の利用率は、20代では60.0%と半数を超えており、30代でも42.3%と4割超、40代以上でも28.7%と4人に1人超が利用していると回答しています。今回の調査結果を見る限り、「Instagram」はすでに若い女性限定のメディアではなくなってきていると言うこともできそうです。

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【アンケート結果詳細】
「もっとも必要不可欠なSNS」半数弱が「LINE」!若い年代ほど「LINE」と回答

「SNSを使用している」と回答した女性に対して、もっとも「必要不可欠」なSNS を1つだけ答えてもらったところ、全年代合計で半数弱にあたる45.6%が「LINE」と答えました。次いで、「Facebook」(21.7%)、「Twitter」(18.3%)、「Instagram」(8.9%)と続いています。
SNS_201512_Q20

年代別では、「LINE」がどの年代でも最も多いようですが、その割合は、若い年代ほど高いようです。20代以下(※今回の調査では、18歳~29歳を指す。以下同じ。)で57.9%、30代で47.0%、40代以上で38.2%となっています。

2位以下は年代で異なっています。20代以下では、「Instagram」が2番目に多く、18.4%が、もっとも「必要不可欠」と答えています。30代では、「Facebook」「Twitter」が同率の18.2%で2位に。「Instagram」の回答したのは12.1%でした。また、40代以上では「Facebook」が27.6%で2位、「Twitter」が25.0%で3位となっています。40代以上では「Instagram」との回答がわずか1.3%にとどまり、3割弱が利用してはいるものの、ほとんどの利用者にとって必要不可欠な存在とはなっていないようです。

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【理由コメントより抜粋:自由記入】
◇「LINE」:連絡ツールとしてLINEを日常使い
「家族や友人との連絡はほとんどLINEだから(30代/専業主婦)」
「連絡先がLINEのみしか分からない人が多いから(20代以下/フルタイム勤務)」

◇「Facebook」:公私の重要なつながりがあるからが主な理由
「海外など、遠方にいる友人ともつながっているから(20代以下/フルタイム勤務)」
「大事な友達とつながっているので(40代以上/フルタイム勤務)」
「プライベートから公まで幅広く使い分けが出来る(30代/自営業・自由業)」など、

◇「Twitter」:情報の発信や受信に利用しているから、という意見多数
「一番投稿しているから(30代/パート・アルバイト)」
「twitterで日々の出来事について他の人の意見がどうなのかを検索することが多いので(20代以下/フルタイム勤務)」

◇「Instagram」:おしゃれさと画像メインな点を評価し、閲覧を楽しんでいる様子
「おしゃれだし、やっている友達が多い(20代以下/パート・アルバイト)」
「最近一番利用しています。画像で情報がわかりやすいです。(30代/自営業・自由業)」

「情報収集に必要なSNS」は、収集したい情報の種類によってさまざま

もっとも「(これがないと)情報収集に困る」SNSについての設問に対しては、全年代計で、「Facebook」が27.2%で1位に。次いで、2位「Twitter」(24.4%)、3位「LINE」(20.0%)、4位「Instagram」(13.3%)となりました。回答は各SNSに分散しており、女性が情報収集ツールとしてどのSNSを重視するかは、収集したい情報の種類によって異なっているようです。また「特になし/その他」の割合が15.0%であり、「SNSを情報収集には使わない」という意見も一定数見られました。

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また、年代別に見ると、さらに大きな違いが見られます。20代以下では、「LINE」「Twitter」が同率の23.7%で1位。次いで、やはり同率で「Facebook」「Instagram」がそれぞれ15.8%で続いており、回答は4つのSNSに分散しています。また意外にも「特になし/その他」と回答した割合が21.1%と他の年代よりも高く、「SNSを情報収集には使わない」と回答した人も少なくありませんでした。

30代では「Facebook」が31.8%で最も多く、次いで同率で「Twitter」「Instagram」が21.2%で続き、4位に「LINE」が16.7%で入っています。30代は、各年代の中で「Facebook」、「Instagram」と回答した人の割合がそれぞれもっとも高く、また、「LINE」と回答した割合が最も低くなっています。

40代以上では、1位は「Facebook」で28.9%。次いで僅差の27.6%で「Twitter」が続き、3位に「LINE」が21.1%となっています。「Instagram」との回答した割合は、わずか5.3%にとどまっています。「特になし/その他」の割合は17.1%と20代以下に次いで低い数値となってます。

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【理由コメントより抜粋:自由記入】
◇「Facebook」:情報の質、得られる情報量、情報の詳しさなどを評価
「いろいろなアカウントをフォローしており情報を入手しているから(20代以下/学生)」
「写真だけじゃなく、詳しく載っていることが多い。情報が多い。(30代/パート・アルバイト)」
「ニュースサイトや情報サイトとのリンクが充実している為(30代/語学留学中)」

◇「Twitter」:スピードと量を重視する意見多数。趣味の情報収集への使用も
「リアルタイム検索で何かあった時などすぐに現状がわかるから(40代以上/専業主婦)」
「情報量が多いので(30代/フルタイム勤務)」
「好きな海外アーティスト情報を見ているから(30代/専業主婦)」

◇「LINE」:LINEニュースでの情報収集、友人・知人からの情報が得られるなど
「ラインのニュースをチェックしてるから(20代以下/フルタイム勤務)」
「友人からの情報を得られる(30代/フルタイム勤務)」
「気の合う趣味仲間とグループでつながっているから(40代以上/自営業・自由業)」

◇「Instagram」:有名人の投稿情報、検索のしやすさ、ファッションコーデの多さなどに高評価
「色々な芸能人が見れるから(20代以下/専業主婦)」
「現役のモデルさんやスタイリストさんのセンスが頼りになるから(30代/自営業・自由業)」
「画像が多いし検索もしやすいから(30代/フルタイム勤務)」
「知りたい情報や流行り等すぐに調べることが出来るから(40代以上/専業主婦)」
「ファッションコーデを参考にしているので(30代/フルタイム勤務)」
「おしゃれなひとが多いから(20代以下/パート・アルバイト)」

「使って楽しいSNS」20代以下は「Instagram」1位!全体では「LINE」がTOP

最後に、もっとも「使っていて楽しい」SNSを答えてもらったところ、その回答は大きく分かれました。全年代の合計で、もっとも回答者が多かった「LINE」(27.8%)と4位の「Instagram」(19.4%)との差は、わずか8%ほどでした。2位は「Twitter」で22.2%、3位に「Facebook」が20.0%となっています。

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年代別に見ると、20代以下で「Instagram」が34.2%と、他のSNSと大きく差をつけてTOPとなっていることが目立っています。2位以下の順位は、「Twitter」(21.1%)、「LINE」(18.4%)、「Facebook」(13.2%)となっており、楽しいSNSとして、「Instagram」の人気が非常に高いようです。

30代では「LINE」が30.3%でTOP。次いで2位には「Instagram」が25.8%でランクインしており、30代でも「Instagram」を楽しいと感じている女性の割合は少なくありません。次いで、3位「Twitter」(22.7%)、「Facebook」(15.2%)となっています。

40代以上では様相が異なり、1位の「LINE」(30.3%)に次いで、わずかな差で「Facebook」(27.6%)が2位にランクイン。他の年代と比べて、もっとも「使って楽しい」SNSとして「Facebook」を選んだ割合の高さが際立っています。3位には「Twitter」が22.4%で入っています。一方、「Instagram」との回答は6.6%にとどまっており、「Instagram」を使いこなして楽しんでいる40代以上の女性はまだまだ少数派のようです。

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【理由コメントより抜粋:自由記入】
◇「LINE」:トーク機能での会話が楽しい、という理由が多数
「友達との軽いやりとりが楽しい(20代以下/フルタイム勤務)」
「グループ等で会話のようにコミュニケーションが取れてとても便利だから(30代/専業主婦)」
「スタンプがあったりして楽しめる(30代/フルタイム勤務)」

◇「Twitter」:直接つながりのない人や著名人をフォローして楽しめる点や、使い心地の自由さに高評価
で「知らない人など気になる人の状況が友達ではなくても見れるから(20代以下/フルタイム勤務)」
「色々な著名人とも交流できるから(30代/専業主婦)」
「一言だけ、また独り言のような書き込みでも気軽なことと、互いに訪問したりコメントしたりなど気を遣わなくて良いので(40代以上/自営業・自由業)」
「独り言を勝手に入れられるので(30代/フルタイム勤務)」

◇「Facebook」:リアルな知人の近況を知ることを楽しんでいる意見が多数
「情報のみならず、お友達の近況などで参考になることがある(30代/専業主婦)」
「友人の近況を知ることができるから(40代以上/無職)」
「知人の情報がみられるから(40代以上/自営業・自由業)」

◇「Instagram」:投稿画像の質の高さと、気軽に使える点を評価する声が目立つ
「他のSNSと比較して、1投稿あたりのクオリティが高いから。みんないい写真やお洒落な写真を投稿しているから。(20代以下/学生)」
「写真を撮るのも見るのも好きだから(30代/フルタイム勤務)」
「写真集のようにきれいな画像が多く、見ていて楽しい(30代/パート・アルバイト)」
「フォロワーと深く関わらず、楽しめるから(30代/フルタイム勤務)」
「さくっと写真だけということで、あまり気を使わずに使えるから(40代以上/自営業・自由業)」

年代やライフスタイルで大きく異なる、SNSの使い方や位置づけ

今や多くの女性が日常的に使用しているSNSですが、当然のことながら、その使い方や楽しみ方は、それぞれが属するコミュニティーや志向するライフスタイルによって大きく異なっているようです。今回の調査からは、代表的な4つのSNSについて、女性たちにとっての使い分け、位置づけはほぼ決まってきているように思われます。

ファッション、コスメ、フード、ライフスタイルなど、女性をターゲットとするサービスや商品のキャンペーンやブランディング戦略においては、単なる利用者の多さだけではなく、ターゲットとする層の行動特性をきちんと踏まえた上で、予算やリソースをどのSNSに投入することが有効かを見極めることが重要になってくるのではないでしょうか。

<調査概要>
「SNSと女性についての意識調査」(調査実施:BWRITE)

【調査実施期間】
2015年12月10日(木)~ 12月17日(木)<8日間>
【調査対象・人数】
18歳以上の「Skets」会員女性 213名(有効回答)
【調査方法】
WEBアンケート方式
【アンケート収集元】
共創コミュニティサービス「Skets」

(※1)
<参考グラフ>
BWRITE定例調査「SNSの利用状況について」(2014年12月~2015年12月)

※各調査の回収数や年代ごとの回収割付数が異なっているため、あくまでもトレンド傾向の類推の参考データとして掲載。

BWRITE_SNS_201412-201512

【グラフのトレンド傾向 まとめ】※上記の注意事項を参照してご利用ください
・Instagramの利用率は2015年12月調査の時点で約4割。1年で20%近く伸びており(2014年12月は20.0%、2015年12月は39.6%)、引き続き急激な増加傾向にある。ただし、LINE、Facebook、Twitterとの利用率の差は依然大きく、単純に計算して20~30%ほどの開きがあります。
・LINE、Facebookの利用率は、1年前からあまり変化が無く、60~70%の範囲内で増減しています。(数値の動きは、調査ごとの誤差の範囲内と思われる)
・Twitterの利用率も60~70%の範囲内で増減していますが、LINE、Facebookに比較するとグラフにややゆるやかな減少の傾向があるようにも見受けられます。
・mixiの利用率は2015年12月時点の調査で約2割。1年前と比較して1割ほど減少しており、現象傾向が顕著です。
・「SNSを利用していない」割合は10~15%程度で推移しており、少なくともこのグラフを見る限りでは、増加または減少の傾向は見受けられません。このトレンドが続くとすると、今後もある一定数は「SNSを利用しない」という選択を続けていくものと推測されます。



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