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コミュニケーション戦略で、ブランド価値を高める「SPUR」。キャンペーンに「スクラッチ」を導入した狙いとは。

Posted by ADDIX on Oct 13, 2016 10:57:38 PM

常に最先端のファッショントレンドを発信し続けている、日本発のモード誌「SPUR」(発行:株式会社集英社)。そのデジタルメディア「SPUR.JP」の「SPUR PLAYLAND」キャンペーン内で実施されたLINEキャンペーンに、ADDIXが提供するキャンペーンツール「FARO SCRATCH(ファーロ スクラッチ) https://lp.faro-scratch.com/ 以下、FARO スクラッチ)」が導入されました。

リニューアルを経て、さらなる躍進を続ける「SPUR.JP」が、今回のキャンペーンに「スクラッチ」を採用した理由とはどういうものだったのでしょうか。SPUR編集部にお伺いして、取材させていただきました。

【インタビューご参加者】
株式会社集英社 シュプール編集部 SPUR編集長 山崎貴之さん
同 ブランド事業部 SPUR.JP編集部 SPUR.JP ウェブプロデューサー 長岡夏未さん
同 ブランド事業部 SPUR.JP編集部 SPUR.JP チーフウェブディレクター 山藤富良さん

「FAROスクラッチ ご活用事例」記事一覧はこちら

※本記事内の情報や部署名・所属等は記事公開時点のものです。

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(※写真左から、SPUR.JP チーフウェブディレクター 山藤富良さん、SPUR編集長 山崎貴之さん、SPUR.JP ウェブプロデューサー 長岡夏未さん。)

 

雑誌とWEBとの総合力で、ブランド全体の価値を高めていく「SPUR」

今年、創刊から27年を迎えた雑誌「SPUR」。そのデジタルメディア「SPUR.JP」が、目覚ましい成長を見せています。

いまだ多くの雑誌が、宣伝や補完ツールのひとつとして公式サイトを運営しているなか、SPURでは、雑誌とWEBとが個々の役割を持ってそれぞれ独立しつつ、総合的にブランド価値を高めるコミュニケーション戦略を取っています。目指すものは、雑誌やSPUR.JPを含めた「SPUR」というブランディング。どれだけオーディエンスを増やせるか。そして、SPURブランド全体でどう収益向上を図るか、というものになっています。

山崎編集長:
SPUR.JPの前身の『e-SPUR」を始めた15年くらい前には、本誌の宣伝が主な目的でした。今はファンとのコミュニケーションの上で、WEBは欠かせません。きちんと数字で結果を出してくれているSPUR.JPを、とても頼もしく思っています。」

 

リーチを「広げて」、つながりを「深める」。2軸のコミュニケーション設計。

さらにSPURでは、雑誌とWEB、それぞれのメディアのユーザー特性の違いを詳細に分析し、狙うべきターゲット層を明確化して、コミュニケーション戦略に生かしています。WEBの登場で、かつては「月刊」だったユーザーとのタッチポイントが「毎日」になり、さらに今は、ソーシャルメディアの発達により「瞬間」へと移ってきています。「SPUR」では、その変化を必ずしも脅威とはとらえていません。

山崎編集長:
「雑誌は有料で、掲載商品も高価です。そこで今年から雑誌では、『ファッションエリート向け』を銘打ち、少しクオリティを上げて、狙う層を上げています。
WEBでは、エントリー層も、雑誌の読者も、いろいろな方に見ていただきたいです。毎日コンテンツを発信していますので、SPURに1年中接してもらいたいですね。」

変化をチャンスととらえ、リーチ拡大に生かしているSPUR。その施策の中心的な場となっているのが、SPUR.JPの各種チャンネルです。「SPURブランドへの接触を高め」、そこから「ファン化する」。リーチ拡大と、ロイヤリティを高める作業を同時に行うことで、より高い成果を上げています。

03(※SPUR.JP ウェブプロデューサー 長岡さん)

SPUR.JP ウェブプロデューサー 長岡さん:
「毎日360度、あらゆるところでSPURに触れてもらって、(そこでリーチした)“ファッションマニア”ではないモードエントリーな人たちに、日常の中で“SPUR”を通してファッションへの“興味や楽しさ”を知ってもらえるか。そして、その共感の先に、SPURへの信頼とか、SPURが好きになる、みたいなことをどうしたらしてもらえるか、ということを考えています。」

そんな「SPUR」が大切にするキーワードのひとつが、「PLAYFUL」。ユーザーに楽しんでもらって、SPURをもっと好きになってもらおう、という思想です。

今回、SPUR.JPが実施している「SPUR PLAYLAND」キャンペーンでも、4つのチャンネル(InstagramTwitter公式LINEプッシュメッセージ)のフォロワーに、「楽しさ」を提供することを重視しています。

 

キャンペーンを通じて、SPURとLINEでつながる「楽しさ」を演出する「スクラッチ」。

今回のキャンペーンでは、新たにスタートしたLINE公式アカウントでの「友だち獲得」も目標のひとつとなっています。すでに他チャンネルで多くのフォロワーを持つ「SPUR」が、新たにLINE公式アカウントを始めたのには、「つながりの強いところを強化したい」という狙いがありました。

SPUR.JP ウェブプロデューサー 長岡さん:
「強固なファンをデジタル上でも作ることと、ファンとのつながりをWEBでデイリーにつなげておくことの大切さを、SPUR全体として意識して取り組んでいます。
SPUR.JPでは、強く継続的なセッションが取れるプラットフォームを常に探しています。
ユーザー調査をすると、ターゲットユーザーの日常に定着していて、接触時間が長いのが“LINE”でした。」

今回そのLINEで、友だち向けキャンペーンのツールとして採用されたのがFARO スクラッチです。数多くのデジタルキャンペーンをしかけてきたSPUR.JPでは、ツールを選ぶ際に、以下の4つを判断基準のベースにしています。

「ユーザーに、どんな楽しさが提供できるか」
「ビジネス的に成立するか、結果が出せるか」
「簡単に、短時間で出来るか」
「他ではまだやっていない、新しさがあるか」

「FARO スクラッチ」は、この4つを全てクリアしていました。中でも評価されたのが、その「楽しさ」と「シンプルさ」です。

04(※SPUR.JP チーフウェブディレクター 山藤さん)

SPUR.JP ウェブプロデューサー 長岡さん:
「『お友だちになると、プレゼントがもらえる』という、ストレートな方法でもよかったのですが、何か楽しい演出を入れて『SPURらしさ』を出したかったんです。
そこで、キャンペーン参加のプロセスそのものに『スクラッチゲーム』を入れて、楽しんでもらおう、と考えました。」

SPUR.JP チーフウェブディレクター 山藤さん:
「今までいろいろとキャンペーンを実施してきて、参加率が高かったのは、やはりユーザーが手軽に参加できるものでした。今回のスクラッチは、最初に『LINEで友だちになる』というアクションはありますが、あとは指でこするだけ、とシンプルです。その手軽さが、良い結果につながるのではないかと思っています。」

 

夢を売る「雑誌」、身近な「WEB」。両方あることで、どちらも進化する「SPUR」へ。

今後SPURはどういうところを目指していくのか。改めて編集長に伺ってみました。

山崎編集長:
「雑誌もWEBも、両者いいところを活かしながら、うまく伸びていきたいですね。
雑誌は、ハイファッションという、非日常の『夢』を閉じ込めた場所です。そのため、作り手が顔を出してしまうと、『夢』が壊れる部分がどうしてもあります。
それに対して、WEBでは共感が大事なので、作り手であるエディターもそれぞれ連載を持っています。見る人にとっては、雑誌よりも距離が近くて、顔が見えやすい場所になっていると思います。
SPURというブランドの中で、きちんと見える体裁の雑誌と、楽屋っぽさやスピードが感じられて、作り手の声が聞こえるようなWEBの、両方がそろっている。それが作る側にとっては健全なバランスだと思いますし、見る人にも両方を使い分けてもらえたらうれしいですね。」

さらなる進化を目指すSPURの、今後のコミュニケーション戦略が期待されます。

 デジタルキャンペーンツール「FARO SCRATCH」 
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※部署名・役職等は記事公開日時点のものです。

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期間:2016年9月23日(金)~10月21日(金)
雑誌「SPUR」の公式ウェブサイト「SPUR.JPhttps://spur.hpplus.jp/)」では、既存のデジタルオーディエンスへの感謝と新規ファンの獲得を目的としたキャンペーン「SPUR PLAYLAND(シュプール・プレイランド)」を開催します。InstagramTwitter公式LINEプッシュメッセージのフォロワーになり、テーマ投稿やリツイートを行うと豪華アイテムが総勢104名に当選。スマートフォンでキャンペーンページにアクセスすると、カードがシャッフルされる加速度センサーも導入されています。

【SPUR.JP(https://spur.hpplus.jp/)について】
2016年1月のリニューアル以降、デジタルメディアとしての躍進を続ける「SPUR.JPhttps://spur.hpplus.jp/)」は、1400万PVを突破し、ユーザー数は150万人を超えて急成長中です。SPURが保有するデジタルチャンネルのSNSはもちろん、デジタルオーディエンスの拡大計画に、新たに“公式LINEhttps://line.me/ti/p/%40spur)”やウェブブラウザでの“プッシュメッセージhttps://spur.hpplus.jp/special/pushmessage/)”が加わり、ファッションとデジタルも共にトレンドの先頭を行く雑誌『SPUR』(集英社)の公式ウェブサイトです。

【雑誌『SPUR』について】
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Topics: デジタルスクラッチキャンペーン