2020年1月4日(土)~5日(日)の2日間、東京・大田区総合体育館にてBリーグ・アースフレンズ東京Zの2020年ホームゲーム初戦が開催されました。当日試合会場に来場したファンに向けたキャンペーン企画として、FAROスクラッチを活用したデジタルスクラッチ「東京Zジャンボ」が実施されました。
【「東京Zジャンボ」キャンペーン概要 】
1)チラシやポスターに掲載のQRコードをスマートフォンで読み取り、キャンペーンサイトへアクセス。
2)応募フォームに、応募者の情報とアンケート、当日のハーフタイムに会場で発表されるシークレットコード(=キーワード)を入力し、キャンペーンへ応募。
3)表示されるスクラッチ画像を指でこすって、スクラッチくじに挑戦。
4)スクラッチくじの結果画面をスタッフに提示し、当選賞品と引き換え。
5)豪華賞品に当選しなかった応募者には、ドリンク100円オフクーポンを配布。
それでは、今回のキャンペーンを詳しくご紹介していきます。
会場では、配布チラシやキャンペーン告知ポスターで「東京Zジャンボ」キャンペーンを来場者に案内。掲載のQRコードをスマートフォンで読み取り、キャンペーンサイトへ行く導線となっていました。
(※会場配布のチラシに、キャンペーン告知とQRコードを掲載。)
(※手元のスマートフォンでQRコードを読み取ってキャンペーンサイトへ。)
QRコードからキャンペーンサイトへ遷移すると、キャンペーン概要とともに応募フォームが表示されます。
東京Zジャンボでは、当日に会場で発表されるキーワードを応募の必須要件とすることで、会場限定キャンペーンとしての実施を実現。そのため応募フォームの必須入力項目には、会場内で発表される「シークレットコード(=キーワード)」の入力欄が組み込まれていました。
シークレットコードは、試合のハーフタイムに場内のサイネージやZgirls(※アースフレンズ東京Zの専属チアリーダー)が掲げるボードに表示されました。
応募が完了すると、スクラッチくじの画面が表示されます。この画面で、スマートフォン上に表示された画像を実際に自分の手を動かして、指でこすって削っていきます。
(※スマートフォンに表示されたスクラッチ画面を指でこすって挑戦。)
FAROスクラッチで生成されたデジタルスクラッチくじは、指での動作がリアルタイムに画面に反映され、その場ですぐに結果がわかります。
スクラッチくじの画面遷移は、次のようになります。
【 スクラッチくじ画面の遷移 】
1)スクラッチくじ画面が表示されます。
↓
2)スクラッチくじを指でこすると、こすった部分の画像が消えていきます。
↓
3)スクラッチくじの結果表示画面へ遷移します。
当選した場合には、「Congratulations おめでとうございます!」とのメッセージ入りの当選結果画面へと遷移します。
今回は当選結果画面の下部に、当選チケットの使用/未使用を管理するボタンが表示されていました。このボタンは、FAROスクラッチの基本機能の1つである「もぎり機能」によるものです。
本キャンペーンの賞品引き換えフローは、当選結果画面を会場のスタッフに見せて賞品と引き換えるというもの。そのため現場のスタッフが使用/未使用を管理する必要があり、「もぎり機能」が活用されました。
スタッフが賞品を渡す際に「Yes」をタップし、使用済みへとステイタスを変更します。
今回のキャンペーンでは、豪華賞品が当たるキャンペーンによって来場したファンを楽しませるだけではなく、今後の施策に向けたいくつかの工夫が実施されていました。
その1つが応募者全員へのプレゼントとしてのクーポン配布です。スクラッチくじの結果画面では、豪華賞品の抽選にはずれた方全員に対して、会場販売のドリンク100円オフクーポンを表示・配布する設計となっていました。
ドリンク100円オフクーポンの配布には、クーポンによって場内でのドリンク売上アップの効果が期待できると同時に、キャンペーン参加率をアップさせる効果も期待できます。応募すれば必ずインセンティブが得られる設計のためです。
今回はさらに、応募フォームの項目にも今後の戦略に向けた工夫が組み込まれていました。応募フォームの必須入力項目には前述した「シークレットコード」のほか、参加者の「氏名」「メールアドレス」、そして「(アースフレンズ東京Zの)試合観戦回数」を答えるアンケートも含まれていました。フォームで取得したデータの活用により、今後のファンへの情報配信や来場者向け施策などの精度を高める効果が期待できるかもしれません。
FAROスクラッチは、実施までのスピード感や低コストで実施できる点など、中・小規模のスポーツチームにも導入していただきやすいデジタルキャンペーンツールの1つです。キャンペーンの設計次第で、さまざまな目的に応じた活用ができる点も特長です。
東京オリンピックを目前に、日本国内でもスポーツの機運が高まりつつあります。プロスポーツにおいても、全国的に有名なチームや団体にとどまらず、それぞれの地元チームを応援するファンの輪が徐々に広がってきています。
このチャンスを逃さずにいち早くデジタルを活用し、キャンペーンなどのマーケティング活動をスタートすることが、将来のチームの人気を左右するといっても過言ではないでしょう。
ぜひこの機会に、将来へ向けたデジタルキャンペーン施策を検討してみてはいかがでしょうか。
■関連リンク
アースフレンズ東京Z公式サイト
https://eftokyo-z.jp/
B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト
https://www.bleague.jp/