待ちに待った“桜”の季節。19日の福岡を皮切りに、今年も日本列島を桜前線が北上中です。日本の女性たちの心をひきつけてやまない”桜”。いったいなぜこんなにも私たちの心を動かすのでしょう?桜と女性の関係について、あらためて探ってみました。
ほぼ全女性が「桜が好き」! 桜モチーフの商品も、8割が購入経験あり。
今回BWRITEは、18歳以上の女性240人に「桜についての意識調査」を実施しました。“桜”について、「好き嫌い」を聞いたところ、なんと「嫌い」と答えたのはわずか1.3%。98.8%もの女性が桜が「好き」と答えました。また、94.2%は「桜は特別な花だと感じる」とも答えています。
また、「桜をモチーフとした商品を買ったことがあるか?」という質問に対して、「買ったことがない」と答えたのはわずか2割のみ。実に約8割もの女性が「桜」をモチーフとした商品を買ったことがあるようです。
買ったものTOPは「スイーツ」。20代以下では「桜」といえば、スタバ?!
商品モチーフとしても女性に人気のある桜。ではいったい、女性たちはどんな桜をモチーフとした商品を購入しているのでしょうか?
実際に購入したものを見ると「スイーツ」がもっとも多く、6割が「購入したことがある」と答えました。「桜について思い浮かべること」でも、3位に「桜餅・桜スイーツ・お団子などのお菓子」が入っており、いわゆる「花より団子」派の女性は少なくないようです。続く2位は「ドリンク」、3位は「雑貨」、4位は「コスメ」となっています。
2位の「ドリンク」では、具体的なアイテムとして、スタ―バックスの桜モチーフのラテとフラペチーノを挙げるコメントが目立ちました。なお、20代以下では「ドリンク」が「スイーツ」を上回って1位となっており、若い年代でのスタバ人気の高さが伺えます。
また3位の「雑貨」でも、同じくスタバの桜柄のマグカップやプリペイドカードなどが多くあげられています。「桜グッズと言えば、スタバ!」という女性は珍しくないようです。
桜モチーフの魅力は、「春らしい」「かわいい」かつ「期間限定」!
3位の「雑貨」には、桜モチーフのメモ帳やレターセットなどの文具や、箸置き、茶碗、湯呑、皿などのキッチン雑貨など、さまざまなアイテムが挙げられました。「ノーブランド」「100均」などで購入したという答えもあり、桜というモチーフであることが購入の決め手になったケースも多いようです。
4位の「コスメ」では、ロクシタンのハンドクリーム、ザ・ボディショップのフレグランスやボディケアアイテム、エテュセのさくらチークなどがあがっています。
桜モチーフのアイテムを購入した理由を聞くと、多かったのは、「春の気分を味わえるから(18歳~29歳/フルタイム勤務)」、「桜が可愛くて、わくわくしたから。(30代/パート・アルバイト)」など、春らしさとデザインのかわいらしさとを挙げるコメントでした。それにプラスして、「期間限定に惹かれたので。(18歳~29歳/フルタイム勤務)」といった、この時期にしか手に入らないという理由も見られます。
「春をめいっぱい楽しみたい気持ち」と、モチーフ自体の「かわいらしい色とデザイン」、そしてさらに「いましか手に入らない」という「レア感」とのトリプル効果が、「桜モチーフのアイテム」に女性たちをひきつけているようです。
「桜」=「春」?! 気分は「うきうき」「ワクワク」「ほっこり」。
なぜこんなにも、桜は女性をひきつける存在なのでしょう?「桜は特別な花だと感じる」理由について、7割超の女性が「春の風物詩だから」と答えています。冬にはモノトーン一色だった景色を、淡いピンク色に塗り変えていく桜が、多くの女性たちにとって春という季節を象徴する存在となっていることがわかります。
また、「桜について思い浮かべること」の自由回答を集計したところ、1位は「入学/卒業/新年度/新学期」でした。6位には「出会い/別れ」、7位には「新生活/門出」がはいっています。かなり多くの女性が、桜と聞くと、花そのものとは直接関係のない、新年度に関連することをまず思い浮かべるようです。
コメントを見ると、「新しい生活、高校の新学年、大学入学、社会人になった時などの思い出が浮かんできます。(18歳~29歳/専業主婦)」「お花見。春が来たなと感じます。学校の入学式を思い出す。(18歳~29歳/医師)」「幼い頃の家族と行ったお花見。(40代以上/その他)」など、自分自身の入学や卒業、新生活に関する思い出や、幼い頃の思い出などがあげられています。
なお、2位には「花見」が、3位には「桜餅・桜スイーツ・お団子などのお菓子」が入っています。「花見」や「桜スイーツ」を、毎年楽しみにしている女性も多い様子がうかがえます。
咲くタイミングも愛される理由!“桜”は思い出を呼び起こす特別な花。
多くの女性が桜を見ると、春に経験した出来事を思い出すようです。このことを裏付けるように、「桜を思い浮かべると、どんな気持ちになるか?」という質問に対して、多くの女性が「うきうきする」「ほっこりする」「わくわくする」「うきうきする」と答えました。この気持ちは、春という季節そのものに対して抱く気持ちそのもの。そして、春の思い出にリンクして呼び起こされる気持ちでもありそうです。
桜の咲く季節である「春」は、日本の多くの地域でちょうど年度切り替えのタイミング。人生の節目にあたるイベントでちょうど”桜”が咲いていたり、”桜”ソングに新しい生活にトライする自分を重ね合わせたり、新生活を前にして満開の”桜”を見上げて勇気をもらったり。そんな記憶の積み重ねが女性たちに、桜への特別な想いを呼び起こしています。
「春という季節」とともに、「人生における新たな始まり」までも象徴する”桜”。この春、新たな門出を迎える女性にとっては、今年の桜がこの先ずっと胸によみがえるものとなるでしょう。
”桜”が日本の女性たちに特別に愛される理由には、その美しさだけではなく、咲くタイミングが重要な要素となっているようです。
<調査概要>
2016年3月3日(木)~3月9日(水)
【調査対象・人数】
18歳以上の「Skets」会員女性 240名(有効回答)
【調査方法】
WEBアンケート方式
【アンケート収集元】
共創コミュニティサービス「Skets」